「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

3月最終週 相場展望と予定

2010-03-28 22:37:47 | 相場展望

         
3月第4週の日経平均は、米国の底堅い経済指標をバックにしたNY市場の高値
更新の動きやギリシャ支援策の合意、為替の円安の支援を受け、週末にかけて
上昇し、1週間で171円(約1.6%)上昇の高値更新 10996円の大引けでした。

3月最終週の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。 注目のNY市場は、
3/30に1月S&Pケース・シラー住宅価格指数や3月コンファレンスボード消費者
信頼感指数、3/31に3月ADP雇用統計、4/1に3月ISM製造業景気指数、
4/2に雇用統計
など重要指標目白押しです。

米格付け会社のS&Pが週末に、ポルトガルの長期格付けを据え置くと発表して
おり、欧州のソブリンリスクも後退期待があります。

国内は、3/30の2月鉱工業生産、4/1の日銀短観が注目されそうです。
また、4/1に上場される第一生命が大きなイベント
です。

さて、明日は、新年度相場入りの配当権利落ちとなりますが、昨晩に 過去15年
配当権利落ちを検証した限りでは、上昇の期待もありそうです。

また、3月第3週の外資売買動向は、また買い越しに転じており、買い越しの基調
継続しそうです。

と言うことで、目先調整があっても、新年度以降の先高観もあり、今週は、1年半
ぶりの11000円台での終了になるか、注目しています。

日経平均、3月最終週(3/29~4/2)のレンジは、10850円~11200円程度
を想定
しています。

1.3月最終週 主なイベントと予定
 3/28 
  EU   欧州、サマータイム移行
 3/29
  日本 2月自動車生産(日本自動車工業会)
  米   2月PCEコア・デフレータ
  米   2月個人所得 & 個人支出

   世   G8外相会合(~3/30、カナダ)
 3/30
  日本 2月失業率、有効求人倍率、家計調査(総務省)
  日本 2月鉱工業生産(経済産業省)
  米   1月S&Pケース・シラー住宅価格指数
  米   3月コンファレンスボード消費者信頼感指数
  米   ボルカー米経済再生諮問会議議長 金融改革で講演
  英   第1四半期GDP確報値
  世   IEA閣僚会合(産油国/消費国対話)
 3/31
  日本 2月毎月勤労統計(厚労省)
  日本 2月住宅着工戸数(国交省)
  米  3月ADP雇用統計
  米   3月シカゴ購買部協会景気指数
  米   FRB、住宅ローン担保証券(MBS)の購入プログラム終了

  米   ロックハート・アトランタ連銀総裁 講演「雇用見通し」
  米   フィッシャー・ダラス連銀総裁 講演「経済危機」
  豪   2月小売売上高
 4/1
  日本 日銀短観(3月調査)
  日本 3月自動車販売台数(自販協)
  日本 大証とジャスダックが合併
  日本 第一生命が東証に上場
  日本 コメ農家を対象とした戸別所得補償制度が開始
  日本 改正省エネ法が施行/国民年金保険料の引き上げ
  日本 薬価改定/診療報酬改定
  米   3月ISM製造業景気指数
  英   3月製造業PMI
  中   3月中国PMI
 4/2
  日本 3月マネタリーベース(日銀)
  米   3月自動車販売
  米  3月雇用統計
  米   休場
  加   休場
  印   休場   
  EU 欧州休場(グッドフライデー)

2.NY市場、為替/債券 各結果(3/26)

 22日からの週は、ドル円が92円台後半まで上昇するなどドル買いが強まった。
 連日の米国債入札の不調で長期債利回りが上昇、米金利上昇がドル買い材料
 となった。ただ、市場にはネガティブなドル金利上昇との見方もあり、今後の注目
 となる。

 もう一つのテーマは、ギリシャ支援問題だった。週半ばまではIMF支援の観測や
 ギリシャのユーロ離脱論が出るなど、ユーロ安を誘う思惑が多かった。

 ユーロドルは1.32台まで安値を更新する動きがみられた。しかし、週末のEU首脳
 会議ではギリシャ財政再建を軸に、最終シナリオとしてEU諸国による2国間支援
 やIMF支援が盛り込まれる形で合意をみた。
 ユーロ相場安定へのメッセージと受け止められて、ユーロが買い戻された。

 ユーロドルは1.34台を回復する動きとなった。株式市場は高値圏で推移、日経
 平均は1万1千円を回復する場面もあった。また、商品市況も高値圏での振幅。

 ただ、為替市場はリスク回避・選好の図式での動きは目立たなかった。

 ドル円は、92.37-88水準でもみ合い。NY序盤にこの日の高値となる92.88レベル
 まで上昇したが、その後の動意は乏しかった。米利回りの低下や米株価指数の
 伸び悩みにも反応せず。
 クロス円は強弱まちまち。巻き戻しによる欧州通貨高・資源国通貨安を背景に、
 ユーロ円やポンド円は底堅く推移した一方で、豪ドル円やカナダ円は圧迫された。

 ユーロ円は123.59-124.19辺りでしっかりと推移。豪ドル円は84.15辺りから83.26
 辺りまで軟化した。
 
 ギリシャ懸念の後退を背景に、ユーロドルは1.3345辺りから1.3421辺りまで、
 ユーロ豪ドルは1.47台中盤から1.4870辺りまで上昇した。カナダに対しても
 ユーロが買い戻され、ユーロカナダは1.37割れから1.3812辺りまで一段高。

 ポンドドルは1.48台前半から1.4923辺りまで上昇し、1.49ちょうど付近で終了。
 ドルカナダは1.02台中盤から1.03ちょうど付近まで上昇後、1.02台後半で推移。

 米国債利回り
     2年債      1.040(-0.040)
     10年債    3.851(-0.027)
     30年債    4.745(-0.013)

 26日の米国債市場では買い戻しが優勢。今週の低調な入札結果を受けて下落
 した反動が出た。この日発表された第4四半期の米GDPが下方修正されたことや、
 朝鮮半島情勢懸念も買い手がかり。グリーンスパン前FRB議長の発言も伝わって
 おり、最近の長期債利回り上昇は「炭鉱のカナリア」であると警告している。

 2-10年債の利回り格差は前日の280bpから281bpへ拡大。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=66625
3.NY株式市場結果(3/26)

 NY株式
   ダウ平均    10850.36(+9.15 +0.08%)
   S&P500    1166.59 (+0.86 +0.07%)
   ナスダック    2395.13  (-2.28 -0.10%)

 CME日経平均   10955   (大証比:+25 +0.23%)

 出来高(億株)
   NYSE     10.30
   ナスダック   22.70

 26日のNY株式市場で、主要株価指数は伸び悩み。序盤はギリシャ懸念が後退
 する中で全般的に買いが入ったものの、韓国軍艦が黄海上の南北境界線付近で
 攻撃を受けて沈没したと伝えられると、株価指数は上げ幅を消した。

 この日発表された第4四半期の米GDPはわずかに下方修正されたが手がかりに
 ならなかった。
 ダウ採用銘柄ではバンク・オブ・アメリカやアルコアが買われた。
 
 バンク・オブ・アメリカは5日続伸。原油の値動きは冴えなかったが、エクソンや
 シェブロンもしっかり。ファイザーやメルクが下落したほか、マイクロソフトや
 インテルも売られた。ナスダックではアップルが1.8%高。クレディ・スイスが
 目標株価を300ドルに引き上げた。スマートフォンのブラックベリーを展開する
 リサーチ・イン・モーションも2.2%上昇。
 JPモルガンがヒュートラルからオーバーウェイトに投資判断を引き上げている。
 昨日の引け後に決算発表を行ったオラクルは1.3%安。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=66623
4.NY原油先物5月限、金先物6月限 各結果(3/26)

  NY原油先物5月限(WTI)
    1バレル=80.00(-0.53 -0.66%)

 26日のNY原油先物は下落。ドルインデックスは下落したものの、この日発表
 された第4四半期の米GDPが下方修正されたことが重しとなった。米株式市場が
 伸び悩んだことも原油を圧迫。ガソリン先物も下落して引けた。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=66618

  NY金先物6月限(COMEX)
    1オンス=1105.40(+11.30 +1.03%)

 26日のNY金先物は上昇。ユーロ高・ドル安推移の中、ドルインデックスが下落
 したことで、金は底堅く推移。前日比マイナス圏に沈む場面もあったが、黄海上の
 南北境界線付近で韓国軍の哨戒艦が沈没した事が買い手がかりとなり、この日の
 高値をつけた。ただ、断定されていないものの、北朝鮮による可能性は低い模様。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=66616

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日経平均、3/29配当権利落ち日を検証/予想!?

2010-03-28 00:05:41 | 歴史に学ぶ

        
 桜の開花宣言は出たものの、3月最終土曜日は、ここ数日 寒の戻りで、桜の
 蕾も眠ったままの状態。満開は、月変わりのエイプリルフール頃でしょうか。

 特別なのは、山下公園のシダレ桜で、ほぼ満開です。(上記フォト参照方)

 さて、来週から受け渡しベースで、4月新年度相場入り。桜にまつわるBGM
 をバックに、配当権利落ち日3/29の日経平均を検証/予想してみます。

 今夜のBGMは、ケツメイシのさくらにします。

 タイトル: さくら
 歌   : ケツメイシ


 大手金融機関の大半が、保有株式評価替えの基準を、3月末でなく3月中平均
 としている現在、4/1の第一生命上場を控えても、月末の需給要因は、悪く
 ないと言う見方もできるかもしれません。

 期末前後のアノマリーとして 「配当の3月末権利落ち日の株高」 というものが
 ありますが、過去の実績はどうでしょうか。

 表1は、過去15年の権利落ち日と当日の日経平均の騰落を調査したものです。
 
 
        表1  3月配当落ち日と日経平均の騰落 
 
     西暦      3月権利落ち日   日経平均の騰落    
   1995年       3/28        △585.48 
   1996年       3/26        △ 99.33
   1997年       3/26        △ 32.84
   1998年       3/26        △322.28
   1999年       3/26        △ 30.95
   2000年       3/28        △ 93.31
   2001年       3/27        ▼223.98
   2002年       3/26        ▼ 53.17
   2003年       3/26        △113.16
   2004年       3/26        △239.74
   2005年       3/28        △ 31.20
   2006年       3/28        △ 40.14
   2007年       3/27        ▼156.91
   2008年       3/26        ▼ 38.59
   2009年       3/26        △156.34
   
2010年       3/29           ?

 1995年以降、過去15年、3月配当落ち日の日経平均は11勝4敗(勝率、
 73%)となっており、本来、配当落ち分を修正しない日経平均の場合、安く
 なるのが普通だが、この配当落ち分を吸収して株高が鮮明
となっています。

 今年3/29の権利落ち分は、約70円と見られ、上昇が期待されるところ。
 
 権利落ち日に高くなる傾向があるのは、この日に「買われる」と言うより、実は
 権利取り回避した売りが出た反動で、結果的に高くなっている方が、解釈として
 適当かもしれません。

 ただ、今年は、権利取りの昨日まで、3日続伸となっており、増配、復配企業の
 増加で、先高感から買いチャンスとみた投資家も多いかもしれません。

 とすれば、3/29は、過熱感からの調整と、利益確定タイミングとみる個人
 投資家がいても、4月以降、国内外の機関投資家の新規資金流入観測から、
 上値追いの展開も想定する必要があるかもしれません。
 
 検証から推定した3/29の日経平均は、過去15年の平均騰落幅84.8円を
 当てはめると、11081円程度
となります。
 
 明後日の株式相場は、どうような結果を出すでしょうか。

  それでは、また。
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