「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

法人企業統計、2年半ぶり前年同期比増も、為替トラウマ!?

2010-03-04 23:37:45 | マ-ケット

          
「暑さ、寒さも彼岸まで」 と、巷でよく言われるが、昨日の暖かさも、今日は 冬に
逆戻り。やっぱり彼岸まで、コートは仕舞えませんね。

ところで、財務省が発表した09年10~12月期の法人企業統計によると、全産業
(除く金融・保険)経常利益は、前年同期比で、102.2%増の10兆3763億円に
なった
と報じています。
    (調査:資本金1000万円以上の企業を対象とし、約2万2000社が回答。)
          http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100304-00000012-maip-bus_all

前年同期比で増益となるのは、07年4~6月期以来、2年半ぶりのことです。

リーマンショック直後、利益が急減した前年同期の反動増に加え、輸出持ち直しや
コスト削減で、企業業績の持ち直し傾向が鮮明となったようです。

ただ、設備投資は17.3%減と11四半期連続の減少で、企業は依然、先行きへの
慎重な見方を崩していないようです。

これを受け、財務省は 「企業は依然厳しい状況に直面している。」として現状判断を
前期(09年7~9月)から据え置きました。


さて、日経平均は、下落し107円安の10145円の大引けとなりました。
(出来高 概算17.2億株の商いでした。)

NY市場の底堅い展開(若干の下落)で、前場は、膠着感の強い相場展開でした。
アジア市場の軟調、為替が円高に振れたのをきっかけに、先物主導で売り仕掛け
が入り、後場に下落となりました。

NY市場、ADP雇用統計も想定内。ISM非製造業は、上方修正されており、内訳の
雇用関係の指標は改善されていました。
日本市場は、為替のトラウマが、マーケットの雰囲気を悪くした格好です。

日経平均は、25日線を割り込みましたが、レンジ内推移と捉えれば、早期の戻しが
ほしいところ。

注目のNY市場、先程 発表があった新規失業保険申請件数は、46.9万件(予想、
47万件)と想定内の着地ですが、前回より改善しており、ドル/円は買い戻されて
おり、日本市場の追い風です。

この後、1月製造業新規受注や1月中古住宅販売成約指数の発表があり、若干の
改善が示されれば、週末雇用統計前でも、反発があるかもしれません。

明日の日経平均は、週末、米雇用統計前でも、戻りを試す展開になればと思います。 

尚、昨日の日経新聞、まちかどに「ハードル高い理論株価」のコラムが載ってました
ので参考にアップしておきます。 

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年度末の日経平均株価気になる時期になってきた。JPモルガン証券が鉱工業生産
指数と製造工業生産予測調査を用いて試算した「理論値」は11699円。 2日終値
に比べ、14%高い。14年5ヶ月ぶりの高い上昇率だった昨年12月(12.8%)を
上回る上昇がないと届かない計算でハードルは低くない。

もっとも、理論値と昨年3月安値を結んだ「予測線」との乖離率は、2日時点で約
10%。日経平均が直近安値(9081円)を付けた昨年11月27日と同水準にある。
リーマン・ショック後は世界的に生産と株価に強い相関がみられるため、下値は、
堅いかもしれない。
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