昨日、郵貯の預け入れ限度額が、1000万円→2000万円に引き上げる事が
決まりましたが、増加するだろう郵貯マネーの「使い道」が気になります。
閣内でも、公共事業や海外投資、国家ファンドのアイデアが出ているようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100331-00000618-san-bus_all
郵便貯金と簡易保険の合計資金は、計300兆円だが、暗黙の政府保証がついた
郵貯・簡保に、民間から資金が流入する資金で、400~500兆円になるかも
しれません。
こうなると、家計の資産は、郵貯に流れ、政府が吸い上げる結果となり、従来の
国債の購入/運用では、マネーフロー停滞してしまいます。
この件で、鳩山首相は、「郵貯マネーを国債の単なる引受機関にしない。地域
金融機関と共存共栄できる状況を作りたい。」 と述べた様ですが、民業を圧迫
しない、地域活性化につながる具体的施策が必要ですね。
さて、日経平均は、小幅反落し7円安の11089円の大引けでした。
(出来高 概算20.3億株の商いでした。
NY市場の小幅上昇や、為替93円台の追い風、月末ドレッシング期待も、やや
過熱感ある流れから利益確定の動きに押され、上昇一服の年度末となりました。
ただ、3年ぶりに、昨年3月末比で、2980円上昇の終了となりました。
日経平均は、上昇するボリンジャーバンドの+1σと+2σに添い、リバウンドは
継続しています。
今朝の日経朝刊「まちかど」に、4月以降の展望について、以下コメントありました。
『受け渡しベースでは新年度入りした株式相場。日本アジア総合研究所の黒川達夫
氏によると、1950年以降、4月に日経平均株価が上昇(月末株価の前月末比)
したのは60回中40回で勝率は、1月、6月に次ぐ高さという。年度が替わり新規
資金が流入するからといった見方がある。
最近では2008年の4月の上昇率が11%、09年も9%と大きかった。今年は、
「着実な業績回復が見込めるのが直近2年と異なる」(黒川氏)という。
09年度末の日経平均は3年ぶりに1年前よりも高くなるのが確実と見られるが、
勢いは続くか。』
注目のNY、3月ADP雇用時計は2.3万人減(予想、4万人増)を下回って、
雇用の回復は、思ったより弱い結果でした。 また、3月シカゴ購買部協会景気
指数は、58.6(予想、61.0)を下回り、為替が93円前後の円高に振れてます。
これらの結果を受け、序盤のNY市場は、軟調なスタートです。終了までに小幅安
程度となるか、注目しています。
明日の日経平均は、調整になりそうで、様子見姿勢が強まりそうです。
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