今日、政府は、3月月例経済報告で、景気の基調判断を8ヶ月ぶりに上方修正
しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100315-00000438-reu-bus_all
国民目線で言えば、失業率が高止まりしている中、実感無き上方修正で 「Jobless
Recovery」症状でしょう。
景気刺激策(エコカー減税やエコポイントetc.)や中国始め、アジアの需要増による
輸出が回復し、踊り場は回避しそうな雰囲気ですが、夏場以降に備え、成長戦略を
促す規制緩和や企業の法人税減税などが必要です。
経済政策に対する外科手術(オペ)が急務です。
そんな中、オペ違いですが、明日から開かれる日銀金融政策決定会合で、新型オペ
が検討されているようです。
昨年12月の新型オペレーション(公開市場操作=オペ)増額を含め、追加緩和策を
討議するようです。量的緩和となれば、為替市場にインパクトありそうです。
さて、日経平均は、ちびっと上昇の約1円高の10752円の大引けでした。
(出来高 概算19.1億株の商いでした。)
序盤は、3月SQ値を目指す10800円台乗せも、膠着感の中、利益確定売りに
押されましたが、金融緩和期待などから下値も堅く、週末辺りの値に戻しました。
日経平均は、拡大するボリンジャーバンド+2σに沿った形で推移して、先高感の
ある展開です。
SQ値をブレイクする内外の支援があれば、もう一段高も現実味を帯びてきます。
さて、NY市場、サマータイムスタートで1時間早く開き、序盤は弱含みの展開。
経済指標、3月NY連銀製造業景気指数は、22.86(予想、22.00)と若干上方
修正ですが、2月の24.91から低下しています。
また、2月鉱工業生産鉱工業生産指数は、0.1%(予想、0.0%)の着地で、
2月設備稼働率稼働率は、72.7%(予想、72.5%)と若干改善してます。
一方、1月対米証券投資は191億ドル買い越し(予想、475億ドル)で、予想水準に
届きませんでした。
これらの指標を消化して、NY市場、どこまで戻せるか、注目しています。
明日の日経平均、底堅い展開になると診ています。
☆ 各1クリック、応援の協力を お願いします。☆
人気ブログランキングへ
株・投資ランキング