寒の戻りでしょうか、昨日の暖かさゆえ、寒く感じます。 花見の頃まで、こんな
寒暖を繰り返しながら、本格的な春を迎えるのでしょう。
ところで、投資は、一足先に春を迎えそうなマインドになってきました。
日銀は、金融政策決定会合で、新型オペレーション(公開市場操作)の供給額を
現行の10兆円から20兆円に増やす追加緩和策の実施を決定しました。
昨年12月に続いて、新型オペ倍増で、金融面からデフレ克服への始動です。
尚、政策金利は、年0.1%で据え置いてます。
さて、日経平均は、反発し125円高の10846円の大引けでした。
(出来高 概算19.9億株の商いでした。)
NY市場が、FOMCで 低金利政策持続を確認して上昇、ギリシャもEUによる
緊急融資計画がまとめられ、ソブリンリスクの後退。 国内も日銀による新型オペ
倍増とイベント通過から、大引けにかけ買い戻されました。
日経平均はSQ値(10808円)を上放れ、過熱感ある物の、先高感が現実味を
帯びてきました。バンド幅を上に広げる形で、ボリンジャーバンド+2σ沿って推移
しており、調整があっても、年初来高値更新に向っています。
注目のNY市場、2月生産者物価指数は前月比-0.6%(予想、-0.2%)の
着地で、予想を下回っても、コア指数は、前月比と前年比で予想と一致しました。
序盤のNY市場、小幅高で、終了まで底堅い展開を想定しています。
明日の日経平均も、底堅い展開になりそうです。
米FOMCと日銀金融政策決定会合の注目イベントを通過し、残り10営業日で、
期末が気になるところです。
そこで、過去の期末相場動向を振り返る意味で、日経平均「3月SQ算出日終値」と
「3月末終値」を比較するとどうなるか、チェックしました。
1996年から昨年までの14年間で10回、月末高となっています。直近4年間
では、下表の通り4連勝中です。
3月SQ日の 3/Eの 上昇幅 上昇率
日経平均(円) 日経平均(円) (円) (%)
06年 16115.33 17059.66 944.33 5.9
07年 17164.04 17287.65 123.61 0.7
08年 12241.60 12525.54 283.94 2.3
09年 7569.28 8109.58 540.3 7.1
10年 10751.26 ? ? ?
(SQ値 10808.73)
何れも、期末配当落ち分(今年は70円程度)を埋めて上昇となっており、先高感が
あります。
期末の相場環境と言うと、どうしても 「持ち合い解消売り」 や 「本国回帰の円買い
活発化による円高/ドル安」 などネガティブな面に眼が向きがちだが、実際には
前倒し的な対応が進展し、マイナス効果は乏しい状況(06年~09年)です。
今年も「5年連続期末高」になるか、注目しています。
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