彼岸の中日、関東南部は、荒れた天候から急回復して、若干 風は残ったものの、
晴れ間も覗き、傘が不必要な墓参りとなったのは、ラッキーでした。
さて、いつもの「相場展望と予定」は、明日が連休の休場となるため、書き込みは
明日に譲るとして、週末のロイター記事 から 「三菱自動車のプジョー・シトロエンG
との今後の資本提携の可能性について含み」 と報じています。
http://money.jp.msn.com/newsarticle.aspx?ac=JAPAN-144316&cc=03&nt=00
先日、資本提携交渉を見送り報道がありましたが、水面下でM&Aやそれに準じる
交渉が燻っているようです。
そこで、昨年末にGSがリリースした、M&Aに関するレポートを掘り起こします。
知っての通り、コンビニのファミリーマートは、am/pmを買収、今月1日に、完全子
会社のam/pmを吸収合併しました。キヤノンも、オランダのプリンター大手、オセ
獲得を発表したのは、記憶に新しいところ。
キリンとサントリー経営統合が、破談になっても、M&Aの風は夏にかけて吹くと
思います。
GSレポートによれば、日本企業の売上高純利益率の低さ (過去10年の平均で
米国6.1%、欧州4.7%、日本1.6%) や、金融機関の株持ち合い解消などが
M&A本格化の引き金になると分析してました。
ユニークなのは、企業の内部収益率(IRR)に注目した点で、IRRは、投資効率を
測る指標で、高IRRほど優良企業ということになり、M&Aの主役候補になると・・・。
下記の表は、IRR10%以上の大手企業56社。リポートは、コニカミノルタや
富士フイルム、東芝がM&Aを加速させる可能性があると指摘しています。
IRRが高い会社は『お買い得』企業で、買収する側でしょうが、究極的に買収される
側として狙われやすい側面を持っています。
IRR10%以上の企業
○コニカミノルタHD ○キヤノン ○セイコーエプソン ○富士フイルムHD
○ブラザー工業 ○堀場製作所○ニコン ○富士通
○三菱電機 ○OKI ○古河電気工業 ○住友電気工業
○東芝 ○ローム ○村田製作所 ○アルプス電気
○TDK ○ヤマハ ○国際石油開発帝石○三菱ケミカルHD
○旭化成 ○クラレ ○帝人 ○東ソー
○旭硝子 ○テレビ朝日 ○日本テレビ ○フジ・メディア
○テレビ東京 ○川崎汽船 ○ANA ○NTT
○KDDI ○住友ゴム ○ブリヂストン ○NTTドコモ
○東洋エンジニアリング○三井造船 ○IHI ○ファミリーマート
○西松屋チェーン ○ローソン ○良品計画 ○東京製鉄
○神戸製鋼所 ○三井金属 ○三菱マテリアル ○日立金属
○コーセー ○ハウス食品 ○山崎製パン ○マンダム
○アサヒビール ○東洋水産 ○ヤフー ○楽天
上記 企業から、思わぬ上昇する銘柄が現れるかも知れず、四季報で内容チェック、
投資銘柄を選定してみるのも、おもしろいかもしれません。
それでは、また。
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