スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

二階堂小路

2011-02-27 | 鎌倉・逗子・葉山


鶴岡八幡宮の前を横切る「横大路」を東へ向かって進み、
「岐(わ)かれ道」を100mほど過ぎた所に、石碑があります。

関取場址
      
石碑の横に、市内の小学校の歴史委員による可愛い文字の説明書き。

それによると;
1548(天文17)年 北条氏康が荏柄天神社殿修復の為、此処に関所を設け
通行税を徴収した場所で、「関取場」と呼ばれました。天神社に現存する
掟書には「商人の麻・紙・布などの荷物は3文、馬で参拝する者には10文、
通行のみの僧侶・庶民・里民からは関銭を取らない」と記されているとか。


此処から「永(よう)福寺」への参詣道は「二階堂大路」と呼ばれました。
当時は、「大路」と呼ぶに相応しい広い道だったのでしょうね。
では、ここから「小路」歩きスタートです!



左にマンションを見ながら、小路へ入って行くと
やがて、右側には見上げんばかりに見事なサンゴジュの生垣
      
水分を多く含む常緑樹で、防火の役目も果たしているのでしょうね。



左手に鳥居を見ながら、荏柄天神の参道を突っ切ります。
(余談ですが・・天神社に寄り道して、先日撮り洩らした
「かっぱ筆塚」を撮ったので、UPしておきました)

生垣と竹林に包まれた、広いお屋敷が続いています。



「覚園寺川」沿いの道になりました。 
四つ角を左へ行くと「鎌倉宮」、
右へ行くと「杉本寺」へ。

 四つ角の左側は、ウバメガシの生垣のお屋敷。
立派な屋敷林ですね~☆



この辺りは、大きくて閑静なお屋敷が並んでいます。
いろいろな垣根や塀をウォッチングしながら歩けて、楽しい道デス♪

御簾垣


ひときわ目を引く凝った竹垣!






板塀もバラエティに富み、それぞれ個性がありますね☆










道が山に突き当たった所に、長~い石段。 
柵があって上っていくことはできませんが・・
そのすぐ近くに、石碑があります。

護良親王陵」              「理智光寺址」碑
     

「理智光寺」は、願行上人が創建した真言宗のお寺でした。
建武中興の立役者 護良親王の陵墓を守ってきましたが
明治初年に廃寺となりました。



山沿いに左の方へ歩いて「理智光寺橋」を渡ると

(よう)福寺旧蹟」碑


「永福寺」は、源頼朝が奥州攻めの戦没者慰霊のため、1192(建久3)年に
平泉の大長寿院を模して建立したお寺で、二階大堂を中心として
阿弥陀堂や薬師堂が並ぶ荘厳華麗な大寺でした。 池に船を浮かべて
歌舞音曲の宴を催すなど、幕府の賓客をもてなす場でもあったようです。


「二階堂大路」の名は、永福寺の二階大堂がその由来とか。

鎌倉市は、1967(昭和42)年度から土地買収をおこない
今後は史跡公園とするべく整備を進めているとのことでした。


永福寺跡に沿って左へ行くと、紅葉の名所「獅子舞ヶ谷」、
真直ぐ行って「通玄橋」を渡ると、紅葉ヶ谷の「瑞泉寺」です。

瑞泉寺の梅はまだ咲いているかな?
久しぶりに、ちょっと行ってみることにしましょう!

(続)



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2 コメント

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ぜいたくの極み? (kikyo)
2011-02-28 08:42:37
竹の垣根だけでもこんなに種類が多いとは知りませんでした。
ほんとに鑑賞する方は楽しいだけですが、維持するのは大変でしょうね。
なんか、ほんとの贅沢?心意気?のような気もしますし、作る職人さんの気概も伝わってきます。
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ゼイタク (夜猫子)
2011-02-28 15:47:40
‘猫’にとっては、これもblogを始めたことで気づくようになったことの1つです。
‘猫’もちょっぴり心のゼイタク・・かな。
返信する

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