前回に続き、町で見かけたノスタルジックな建物を集めてみました。
蔵造りの家。
関東大震災にもビクともしなかったという「釜屋金物店」さん。
側壁は房州石だそうで、とてもがっしりとした堅固な建物です。
お店は閉まっているようですが・・
そのすぐ近くに、出し桁造りの木造の家。
普通の民家なので、全体の撮影は遠慮して・・
バス通りを1本入ると、この辺りには昔ながらの味のある
佇まいがまだあちらこちらに残っています。
1949(昭和24)年開業の「沼津屋食品」さん。
昔からの製法を守り続けて、地元で人気の乾物屋さんです。
目にとまったのは、1階と2階の向きの違いです。
昔と今と店前の道筋が変わったのでしょうね。
そういえば、先ほどのバス通りにも・・
1階がギャラリーになっている この銅板の看板建築の
お店も、階の向きが違っています。おもしろいですね!
この建物は、1階の玄関口がまた何ともいい雰囲気です。
残して欲しいですね~、こういうの。
ちょっと離れた場所にある 料亭「小松」さん。
1885(明治18)年開業という100年以上の歴史を誇ります。
海軍関係のお歴々の方達が多く利用されたようです。
軍都の歴史と華やぎが偲ばれます。
木製の窓枠にまで、さりげなく装飾が施されています。
もう1軒、これはだいぶ離れた場所になりますが
やはりちょっと気になった建物です。
写真屋さんと聞いたのですが・・?
この写真屋さん?のある逸見という場所は、何か独特の
雰囲気を感じます。機会があれば、ゆっくり探訪してみたいです。
雨の日が続きますね。
このところ なぜかグズつく金曜日・・
家でおとなしく、撮り溜めた画像の整理をしています。
トキワツユクサ(常盤露草)
ツユクサ科ムラサキツユクサ属
南アメリカ原産
昭和の初めに渡来しました。
いわゆる白花のツユクサとは花の形が違いますね。
コバンソウ(小判草)
イネ科コバンソウ属
ヨーロッパ原産
明治時代に観賞用として渡来しました。
虫のように見える穂を縁起物の‘小判’に見立てた
いにしえ人の風雅な洒落心に脱帽!
花言葉は「心揺さぶる」
スイセンノウ(酔仙翁)
ナデシコ科センノウ属
南ヨーロッパ・北アフリカ原産
別名:フランネルソウ
白い細毛が全体を覆っているところからこの別名。
子供の頃、「ビロード草」と呼んでいました。
日光を好み、乾燥に強い花です。花言葉は「思慕」
オキザリス・トリアングラリス
カタバミ科カタバミ属
原産はブラジル
三角形で暗紫色の葉が特徴です。
友人宅から頂いてきた株が大きくなりました。
オキザリスは、ギリシャ語で‘酸っぱい’という意味だそうです。
子供の頃 カタバミの茎を齧ると確かに酸っぱかった記憶が・・
ヘメロカリス
ユリ科ワスレナグサ属
英名:Day Liliy 1日花です。
トウカンゾウやキスゲなどを元に、アメリカやヨーロッパで
作出された園芸種です。 花色も黄・赤・オレンジ色など。
花言葉は「忘却」
アイビーゼラニウム
フウロソウ科テンジクアオイ属
別名:ツタバテンジクアオイ(蔦葉天竺葵)
南アフリカ原産 花言葉は「真実の愛」
コエビソウ(小海老草)
キツネノゴマ科コエビソウ属
メキシコ原産
確かにエビを連想してしまう変わった形ですね。
花のように見えるのは苞葉で、白いのが花弁。
花言葉は「ひょうきん」
キンシバイ(金糸梅)
オトギリソウ科オトギリソウ属
中国原産
梅に似て、光沢のある黄色に長い雄蕊を金糸に見立ててこの名。
キンポウジュ(錦宝樹)
フトモモ科ブラシノキ属
別名:ブラシの木
オーストラリア原産
明治中期に渡来しました。
ブラシのように見えるのは雄蕊と雌蕊です。
花言葉は「はかない恋」
デュランタ・デペネン
クマツヅラ科
熱帯アメリカ原産
ローマの植物学者デュランテスに因む名だそうです。
濃紫に白斑入りのデュランタ・タカラヅカが人気ですが、
優しいこの色もなかなかいいでしょう?
ベニカナメ(紅要)
バラ科カナメモチ属
別名:アカメモチ ソバノキ
カナメモチ(要黐)は材質が硬く、昔は扇の要に用いられたとか。
オオヤマレンゲ(大山蓮華)
モクレン科モクレン属
別名:ミヤマレンゲ(深山蓮華)
芳香のある白い花を下向きに咲かせます。
上向きに咲くウケザキオオヤマレンゲ(受け咲き大山蓮華)もあります。
センダン(栴檀)
センダン科センダン属
「栴檀は双葉より・・」のセンダンはビャクダン(白檀)のことだそうです。
枝いっぱいに咲いていました。
ブーゲンビレア
オシロイバナ科イカダカズラ属
南アメリカ原産
和名:イカダカズラ(筏葛)
花弁のように見えるのは総苞片で、中にラッパ状の花。
花言葉は「情熱」
クワ(桑)
クワ科クワ属
養蚕に利用されたところから、蚕の‘食葉(クバ)’の転化かと。
ツブツブの実は黒く熟すと甘く、果実酒にも使われます。
もうすぐ梅雨の季節ですね。
養蚕の
公園内は、もうすっかり初夏の装いです。
オオキンケイギク(大金鶏菊)
キク科ハルシャギク属
北アメリカ原産
別名:コレオプシス
非常に丈夫で、ほぼ野生化しています。
花が鶏のトサカに似ているというのでこの名。
アザミ(薊)
キク科
シロタエギク(白妙菊)
キク科キオン属
原産は地中海沿岸
茎と葉に白毛が密生してビロードのよう。
耐寒性があります。
アカンサス・モリス
キツネノゴマ科アダトダ属
南ヨーロッパ・アフリカ北西部原産
和名:ハアザミ(葉薊) 花言葉は「精巧」
ローマ建築の柱頭の装飾のモチーフになっているとか。
もう少し咲いていると良かったのだけれど・・
カレンデュラ ‘まどか’
キク科
南ヨーロッパ原産
横に広がって大株になるそうです。
キンセンカ(金盞花)の仲間で、耐寒性があります。
アジサイ(紫陽花)
アジサイ科アジサイ属
花言葉は「移り気」
奈良時代にはすでにあったと推定されているそうです。
18世紀にヨーロッパに渡り‘西洋アジサイ’が作出されました。
酸性土壌で青色、アルカリ性土壌で赤色がよく発色するとか。
ユリオプス・デイジー
キク科ユリオプス属
南アフリカ原産
一年を通してよく咲きますが、アブラムシがつきやすいんですよね・・
本日の?
見たことがある気もしますが、名前を知りません・・
温室の中も、ちょっと覗いてみましょう。
エチェベリア
ベンケイソウ科
中南米原産
メキシコの植物学者の名に因んで名付けられたそうです。
クレロデンドルム・フレグランス
クマツヅラ科
甘い香りの花です。
ハイビスカス
アオイ科フヨウ属
和名:ブッソウゲ(仏桑華)
ご存知ハワイの州花ですね。長い雄蕊・雌蕊が特徴。
花言葉は「新しい恋」
ヤトロファ
トウダイグサ科ヤトロファ属
キューバ原産 別名:ナンヨウザクラ(南洋桜)
高さ4~5mになる木に咲くピンク~赤の花が桜に似ているから。
園内には、いろいろな種類の樹木も植わっています。
プラタナス
スズカケノキ科スズカケノキ属
別名:スズカケノキ(鈴懸の木) ・ポプラ
世界中で並木として植えられています。
北半球に1属6種が分布しているそうです。
花言葉は「天才・非凡」
ユリノキ
モクレン科ユリノキ属
別名:ハンテンボク(絆纏木)
英名:Tulip tree Tulip popular
明治の初めに渡来したそうです。秋の黄葉も美しい!
花言葉は「幸福・見事な美しさ」
やわらかな緑が、日増しに濃くなっていきます。
花の国のハーブ園にまたやって来ました。
今は、ラベンダーの花盛りです!
いろいろな色のサルビア・セージも咲いていました。
シソ科サルビア属
セージの仲間は世界中に500種以上あって、世界共通の学名である
「サルビア」は「健康・安全」という意味のラテン語に由来するそうです。
イギリスに伝わり、英名「セージ(=賢人)」と呼ばれるようになりました。
効能がある品種と花・香りを楽しむ品種の、どちらもハーブの仲間です。
サルビア・デンタータ
南アフリカ原産
花を楽しむ品種です。
サルビア・ネモローサ
ラベンダー・セージ
ラベンダーの名が付いていますがセージの仲間です。
花を楽しむ品種。
ピンク・セージ
ホワイト・セージ
北アメリカ西部原産
茎と葉が白粉を帯びています。ドライフラワーにするほか
宗教上の清めの儀式に焚かれるそうです。
チェリー・セージ
メドウスゥィート
バラ科
ヨーロッパ・西アジア原産
鎮痛・消炎の薬効があります。花はお酒・ジャムなどの香り付けに。
アカバナジョチュウギク(赤花除虫菊)
キク科ヨモギギク属
原産はバルカン半島
白花は蚊取り線香の原料。昆虫に効く殺虫成分を含んでいます。
コモン・マロウ
アオイ科
別名:ウスベニアオイ(薄紅葵)
ヨーロッパ原産
マシュマロに使われます。根から採取される粘質物は
肌荒れを整える化粧品に利用されるそうです。
葉や茎を用いるハーブティーは胃炎・気管支炎に有効とか。
クローブピンク
ナデシコ科
南ヨーロッパ・西アジア原産
2千年前から愛されてきたカーネーションの原種です。
クローブに似たスパイシーな香りからこの名。
ポプリにするほか、花はサラダや砂糖漬けに。
そのほか、珍しい花もこのハーブ園で見られました。
セントレア・プルケリマ
シソ科
コーカサス地方原産
ヤグルマギクの仲間で、日本では珍しい品種だそうです。
クリサンセマムマウイ
キク科
クラスペディア
キク科クラスペディア属
オーストラリア原産 英名:Drumstick
茎と葉は白毛に覆われています。色が変わらないのでドライフラワーに。
というワケで、あとはお楽しみの足湯でほっこ~り
本日は、デオドラントとリラックス効果のラベンダーと
体調調整と美肌効果のゼラニウムのハーブ湯。
柱の蔭にハーブの入った袋が浸かっています。
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ところで皆さま、今日で当blog開設1周年らしいです
osamuさんにメールで教えて頂くまで全く気付きませんでした~
こんな呑気者の夜猫子が ここまで続けて来られましたのも、日々
書き込みで、メールで、またお電話で、或いは声なきテレパシーで
応援してくださっている皆々様のお蔭にほかなりません。
本当にありがとうございます!
2年目の今日からもまた、よろしくお付き合いくださいマセ。
ばら苑の裏門から緑地の中を森林浴しながら
メタセコイアの林を抜けていくと
岡本太郎美術館
エントランスは、森の中に入り込んでいくよう・・
館内
記念撮影用のスペース 撮影はここまで
開館10周年ということで、記念展「岡本太郎の絵画」を開催中でした。
画伯(1911-1996)の足跡が、画伯の作品のほか影響を受けたピカソや
カンディンスキーなど同時代の芸術家の作品とともに紹介されています。
画伯13歳の水彩画「敗惨の嘆き」や代表作といわれる
油彩画「傷ましき腕」、背中にファスナーが付いた赤く巨大な
サメのような恐ろしげな魚が描かれた油彩画「森の掟」etc.・・
美術館のシンボルタワー
「母の塔」
人は鳥や虫の言葉を理解しようとはしないのに、芸術を理解しようと
する・・表現を正確には記憶していませんが、そのような意味の
画伯の言葉が紹介されていたのが印象に残りました。
16,829歩
JR南武線「宿河原」駅から15分ほどでばら苑に着きます。
閉鎖された遊園地のばら苑を、存続を求める多くの市民の
熱意に応えて春秋の花の季節限定で公開しています。
今年は開苑50周年だとか。(6/7まで 入苑無料)
多摩丘陵の深い緑に包まれた‘秘密の花園’のよう
多くのボランティアさんの丹精こめた育成管理の
お蔭で、今年も見事に咲き揃いました。
ドイツのバラ
「グランデ・アモーレ 」 「 クィーン・マザー」
「リディア 」 「インカ」
「ノスタルジー」
アメリカのバラ
「マスケラード」
「スターザン・ストライプス」
原種のバラ
「ジプシー・ボーイ」 「シュパリスホープ」
「ゴールデン・ウィングス」
フランスのバラ
「ピース」
大戦後、平和を願って名付けられた人気のバラです。
イギリスのバラ
「コンテ・ドゥ・シャンパーニュ」
蜂蜜とムスク系の芳香がある素敵なバラです。
大小さまざま、色とりどりの花と香りに包まれて
なんとぜいたくな週末でしょう
横須賀・ヴェルニー公園のバラが見頃です。
公園の入口で艶やかに迎えてくれたのは
「ジャルダン・ド・フランス」
咲き競うバラたち(の一部)をご紹介しましょう!
「ルージュ・メイアン」 「ホワイトクリスマス」
「アヴェイ・ドゥ・クリュニー」 「ニコロ・パガニーニ」
日本で作出されたバラ
「かがり火」 「一葉」
鵜飼の篝火をイメージした名 樋口一葉さんをイメージして
ロイヤル・ファミリーに因んだバラ
「プリンセス・ミチコ」 「プリンセス・アイコ」
「ラベンダー・ラッシー」
株いっぱいに咲いています。甘いムスク系の香り
清楚で愛らしい原種のバラ
「ロサ・ニティダ」 「ロサ・カニナ」
「ロサ・ムンディ」
花を見る人・描く人・撮る人・お世話する人・・
皆 バラ好きな人たちです。
「ファニー・フェイス 」 「ジャクリーヌ・デゥ・プレ」
「ゴールド・バニー 」 「レオナルド・ダ・ヴィンチ」
「ピエール・ド・ロンサール」
バラの殿堂入りした名花だそうです。
「フィリップ・ノアレ 」 「アンソニー・メイアン」
」
一番手前は、「ノックアウト」という名のバラ
華やかな花の競演にノックアウトされてしまいました~
11,969歩
初夏の花が続々登場してきました!
スズラン(鈴蘭)
ユリ科スズラン属
別名:君影草
花言葉は「幸福・純潔・純愛」
日本・朝鮮半島に自生しますが、園芸店などで
見かけるのはドイツスズランだそうです。
ニオイバンマツリ(匂い蕃茉莉)
ナス科ブルンフェルシア属
南アメリカ原産 日本へは明治末期に渡来
「蕃」=外国、「茉莉」=ジャスミンの意味ですから
「外国から来た芳香のある花」というような意味でしょうか。
英名:Yesterday Today and Tomorrowは、
花色が紫→藤色→白と変化するところからかな?
キングサリ(金鎖)
マメ科ラブルヌム属
ヨーロッパ原産 花言葉は「淋しい美しさ」
意外にも、有毒なアルカロイドを含むそうです。
ジギタリス
ゴマノハグサ科キツネノテブクロ属
別名:キツネノテブクロ(狐の手袋)←英名: Fox gloveの直訳
薬草として強心剤になる劇薬成分があるそうです。
花言葉は「熱愛・胸の思い」
ハコネウツギ(箱根空木)
スイカズラ科
花色が白から段々赤色に変化します。
実際は、名前とは違って箱根には無いそうです。
花言葉は「可愛い心」
アスチルベ
ユキノシタ科チダケサシ属
別名:アワモリソウ(泡盛草) ・ ショウマ(升麻)
ドイツで作出された園芸種で、色は白・赤・ピンクなど
花言葉は「恋の訪れ」
別の場所にピンクも咲いていました。
スイカズラ
スイカズラ科スイカズラ属
別名:キンギンカ(金銀花) ・ ニンドウ(忍冬)
別名の「金銀花」は花色が白→黄色に変化するからでしょうね。
ドクダミ(毒痛み)
ドクダミ科ドクダミ属
地味だけど、花もハート型の葉もとても可愛い!
白い花に見えるのは総苞片。
虫刺され・切り傷・胃痛などに薬効があるところから
ジュウヤク(十薬)とも言います。 独特のにおいがありますね。
ドクダミローションやドクダミ風呂が流行したことがありました。
カンパニュラ
キキョウ科ホタルブクロ属
別名:ツリガネソウ(釣鐘草) ・ フウリンソウ(風鈴草)
花言葉は「感謝・誠実・思いを告げる」
ガウラ
アカバナ科ガウラ属
別名:ハクチョウソウ(白蝶草) ・ ヤマモモソウ(山桃草)
白・薄ピンク・赤に近いピンクもあります。
トケイソウ(時計草)
トケイソウ科トケイソウ属
ブラジル・ペルー原産
花が時計に見えることからこの名。
英名:Passion flower
十字架に見立ててPassion(キリストの受難)と。
花言葉も「聖なる愛」
白色の花は何となく‘聖なる’雰囲気がありますね。
グミ(茱萸,胡頽子)
グミ科グミ属
赤くて可愛い実ですが、食べると口に残る独特の渋み・・
花は黄色だそうです。私は見た記憶がないのですが。
まだ まだ あるんですよ・・どうしよう?
散歩の途中で撮った花の画像がまた溜まってしまいました。
早くupしないと季節が終わっちゃう~
モッコウバラ(木香バラ)
バラ科バラ属
中国原産 中国名は「木香花」
江戸時代に日本へ渡来 トゲのないバラ
シラー・ペルビアナ
ユリ科ツルボ属
和名:オオツルボ(大蔓穂)
原産は地中海沿岸
花言葉は「辛抱強さ・不変」
ハゴロモジャスミン
モクセイ科ソケイ属
中国原産
つる性で、先端にまとまって強い芳香のある花をつけます。
蕾のうちはピンク、開くと白色になります。
リナリア
ゴマノハグサ科ウンラン属
別名:姫金魚草・紫ウンラン
色とりどりに群れ咲く様は春そのもの!
イソトマ
キキョウ科イソトマ属
オーストラリア原産
暑さに強く、乾燥を好みます。
茎から出る乳汁で皮膚がかぶれることがあるそうです。
白っぽく見えますが、実際はもっと青味がかった花です・・
ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)
スイカズラ科スイカズラ属
アメリカ原産
花茎が先端の葉を突き抜けて伸びているように見えるのでこの名。
花言葉は「愛の絆・献身的な愛」
ムラサキツユクサ
ツユクサ科ムラサキツユクサ属
北アメリカ原産
咲いた日の午後になると萎む1日花です。
花言葉は「貴び」
アエオニウム(黒法師)
ベンケイソウ科
多肉植物ですね。 公園の入口に咲いていました。
ガザニア
キク科ガザニア属
南アフリカ原産
花は陽光で開き、夜間や曇りの日は閉じます。
和名:クンショウギク(勲章菊) 花色は豊富。
クレマチス
キンポウゲ科センニンソウ属
日本原産の「カザグルマ」・中国原産の「鉄線」などを
交配した園芸種。花のようにみえるのは実は萼片だそう。
花言葉は「高潔・心の美」
シャクヤク(芍薬)
ボタン科ボタン属
中国・朝鮮半島原産
根茎が漢方の鎮痛薬に用いられます。
花言葉は「恥じらい」←ピッタリ!
鎌倉七切通のひとつである「大仏切通」の北方台地を西北方に
廻りきった一帯は「常盤(ときわ)」と呼ばれ、現在もなお大部分が
水田・畑地などの奥深い谷戸がいくつも南に向かって開いています。
笛田公園から下りR32に出て「梶原口」バス停近くの
舗装された坂をしばらく上っていくと
やがて、肩ほどに伸びた笹が生い茂る道に入ります。
‘藪こぎ’しながら更に進み、やっと普通の山道になりました。
あまり踏み荒らされていない感じの細い山道を
ガイドさんの後に随って歩いていきます。
ウグイスが盛んに鳴いています。時折リスの声も・・
ここがあの観光客で賑わう鎌倉と同じ場所だとは
とても思えない、ありのままの自然がいっぱいです!
休憩を挟んで、どのくらい歩いたでしょうか・・
急な坂を下ると、間もなく広く開けた平地に出ました。
★野村総合研究所跡
2002(平成14)年に野村総合研究所から鎌倉市に寄贈され、
現在美術館建設構想などが検討されているそうです。
家族連れのグループが車で遊びに来ていました。
研究所のグランド跡地の横から再び山道に入ります。
結構急な道を上ったり下ったりの後、階段の斜面を
下りた右手に道標がありました。 「タチンダイ」?
道標に従って右に折れて行くと、やがて広い草地に出ました。
★タチンダイ
「タチンダイ(=館の台)」の地名は、中世居館と関わりがあることを
示しているといわれます。鎌倉時代 この地に北条一族の有力者が
別邸をかまえていたことが、「吾妻鏡」などの文献で知られています。
細長いV字型の谷を造成したこの草地は、東・西・北の
三方を「切岸」と呼ばれる人工的な崖に囲まれています。
草地の北側の隅に「やぐら」と呼ばれる岩窟
鎌倉時代の墓所跡のようです。
手向けられたように白いウツギの花が・・
1977(昭和52)年に行われた周辺の発掘調査で、門柱や法華堂などの
建物跡がよく残っていることが確認されたことから、鎌倉時代の
武家屋敷跡とこれを取り巻く中世からの地形を伝えるものとして国の
史跡に指定され、更に世界遺産への登録をも目指しているそうです。
★北条氏常盤亭跡
常盤に別邸をかまえた鎌倉幕府第七代執権 北条政村は
北条義時の四男で、義時の嫡子時宗が成人するまでの
ショート・リリーフとして執権の座に着いたといいます。
「常盤」は政村の号である常盤院覚崇に由来するとか。
政村の「常盤亭」では、第六代将軍宗尊追放の
密議が行われたといわれています。
暗殺・追放の陰謀が相次いだこの時代の解明されない
ナゾをこの深い深い緑が覆い包んでいるのかと思うと、
いつもと違うdeepな鎌倉の一端を垣間見た気がしました。
「常盤山緑地」「台峯緑地」「広町緑地」という鎌倉の
三大緑地は、いずれも市民の保全運動を契機に危うく
開発の危機を免れて豊かな緑が保たれている地域です。
今回訪れた「常盤山緑地」は、市街地の背景をなす樹林地で
あるとともに歴史的風土保全地区としても貴重な地域です。
自然環境を守り古都の風格を維持して、ぜひとも大切に
次の世代に継承していっていただきたいと思いました。
歴史を学びながら、23,015歩
鎌倉山のロータリーを左に上がり、萩郷の住宅街を抜けて行くと
小高い場所に樹木に埋もれるようにしてお社があります。
★三嶋神社
ご祭神は大山津見命(おおやまつみのみこと)で笛田の鎮守さま。
勧進の年月は不詳ですが、源頼朝が挙兵の頃 武将だった
大庭景親が再建したと伝わっています。お社の傍に泉が湧き
田を潤したことから、村人の信仰を集めたということです。
石段下左右の狛犬がなかなか素晴らしいです。 1931(昭和6)年の作
さらに歩を進めて行くと、庭園の美しいお寺がありました。
★笛田山佛行寺
開山は仏性院日秀上人で、1495(明応4)年創建の日蓮宗のお寺です。
手入れされたツツジと蓮池の庭園は、花の頃は素晴らしいでしょうね!
池を見下ろしながら裏山に上っていくと「源太塚」があります。
木曽義仲追悼で名をあげた若き武将 梶原源太景季(かげすえ)は
頼朝の没後 鎌倉を追われた父景時に従い、駿河で戦死しました。
その片腕が此処に埋められたといいます。
景季の死を嘆いた妻女 信夫(しのぶ)もこの辺りで自害し、夜毎に
その泣き声が聞こえたため、村人たちがその霊を慰めようと
日秀上人に願って此処にお寺を建立したと伝えられています。
いかにも鎌倉らしい逸話ですね。
近くにある笛田公園で昼食を済ませ、午後は
いよいよ本日の目的地 常盤山緑地へと向かいます。
初めて行く所なのでワクワク
JR大船駅から江ノ電バス「江ノ島行き」に乗り「鎖大師」で降りると
この辺りはまだ緑が豊かで、昔の鎌倉の雰囲気が感じられます。
バス停の近くに立派な寺院がありました。
★飯盛(はんじょう)山 仁王院 青蓮(しょうれん)寺
バス停の名にもなっている「鎖大師」さんの名で
親しまれている真言宗の由緒あるお寺です。
開山は弘法大師で、819(弘仁10)年の創建。
弘法大師が裏山で護摩の秘法を修業中に力を貸した天女が
無事修法を終えた大師に仏舎利を託して池に姿を隠し、翌朝
池に青い蓮の花が咲いていたという故事が寺号になっているとか。
★鎖大師
ご本尊は弘法大師坐像。別名「鎖大師」といわれる秘仏だそうです。
空海さんが嵯峨天皇の命で諸国行脚に出立の際、自らの姿を彫り
親交のあった天皇に献上したもので、天皇の崩御後 大和の岡寺・
鎌倉の鶴岡八幡宮などを経て当寺に祀られたそうです。
本堂正面奥の扉の向こうに祀られているというその像は、ほぼ等身大の
写実的な裸形像で檜皮で染めた絹衣を纏い、足の関節を鎖で繋いで
動かせるのでその名で呼ばれるとか。副住職さんのご法話によると、
信者と大師様の鎖のような強い結び付きを願う意味もこめられていると。
副住職さんの「五輪塔」についてのご法話も興味深かったですよ。
五輪塔は、古代インドでは本来仏舎利を入れる容器でしたが
平安末期に日本伝来後、仏舎利と同じ意義を持つものとして
供養塔・供養墓として全国で建立されるようになったそうです。
下から、方形・球・角錐(笠型)・半球(椀型)・宝珠を積み上げた形状は
古代インドでは宇宙の構成要素(五大=地・水・火・風・空)を象徴する
もので、梵字による密教の真言を形に表しているとのこと。(難しい・・)
境内の庭園にはその5つの梵字の童子像が置かれ、
それぞれに親しみやすい説明がしてあります。
( )内は梵字の読み
物事を平等に見る智恵 宇宙と一体感を感じる智恵
(ア) (バ)
物事を在りのまま映し出す智恵 正しい行いを実行する智恵
(ラ) (カ)
物事の真実を観察する智恵
(キャ)
難解な教義に少しでも親しめるようにという工夫でしょうか。
そのほか、境内にあるお堂は
★手広(てびろ)山 寶積(ほうしゃく)院 薬王寺
江戸時代に青蓮寺の広大な寺領内にあった2つの塔頭の1つで、
2006(平成15)年に再興されたもの。ご本尊は薬師如来。
青蓮寺を出て、緑が茂る中を鎌倉山へ抜けて行きます。
独りではなかなか来られない道も、ボランティアガイドさんの
案内があればこそ安心して楽しく歩くことができます
知人のIさんから、素晴らしい藤の花の‘写メール’が届きました。
5月8日に「足利フラワーパーク」に行かれた時の写真だそうです。
携帯の画像ですが、とても綺麗!なのでお披露目UPしますね。
「足利フラワーパーク」は1997(平成9)年開園の花のテーマパークで
この時期の目玉は、何といっても藤の花があまりにも有名ですね。
4月中旬の「うすべに藤」に始まり「むらさき藤」「白藤」「八重の藤」
そして最後を飾る「きばな藤」と、5月中旬まで楽しめるそうです。
大藤
野田の九尺藤と呼ばれる3本の大藤は樹齢約140年。園の前身
早川農園から1996年に現在の場所に移植されたものだとか。
大藤の移植に成功したのは、国内で此処が初めてだそうですよ。
枝の広がりが畳500畳分に及ぶという世界一美しい藤です!
うち2本は、県の天然記念物に指定されているとのこと。
白藤
藤といえば、俳聖芭蕉の確か「笈の小文」にこんな句が・・
「草臥れて 宿かるころや 藤の花」
晩春の黄昏のなか、やっと辿り着いた宿場でふと見上げた
幻想的で優しいおぼろげな藤の花が目に浮かぶようです。
その藤は、はたして何色だったのかしら・・?
シャクナゲも綺麗だったようですよ。
これからも、頂いたステキなリポートをこの場で
どんどんご紹介していきたいと思っています。
みんなで興味・感動を共有しませんか。
私のPCの方へご投稿をお待ちしていま~す!
因みに、フジの花言葉は「歓迎」だそうです(笑)
以前 「看板建築」をご紹介した際に「残したい建物が
まだありますよ」とメールで教えていただいたので、
地図を頼りに探しながら歩いてみました。
★東中里町内会館
昭和初期の建築らしいです。けっこう車が多い場所で
急いで撮ったので、画面が傾いておりますが・・・
シンメトリーのおしゃれな外観。
2階部分に控えめな装飾が見られます。
★船津眼科医院
1927(昭和2)年築だそうです。
屋根の形に特徴がありますね。レリーフとステンドグラスも素敵。
裏へ廻ってみると
住居部分の塔のような出窓がモダンです。
★上町教会
1930(昭和6)年頃建てられた旧横須賀福音教会。
2002(平成14)年に国の登録文化財に指定されています。
下見板張りの外壁にアーチ窓がいい雰囲気ですね。
失礼して、併設の幼稚園の園庭からパチリ
★小松原医院
1930(昭和6)年築だそうです。
白い下見板張りの壁に上げ下ろし窓がレトロ感いっぱい。
物語が浮かんで来そうです。
★横須賀教会
きれいな教会です。
外観は修復されていますが、これも昭和初期の建物だそうです。
軍都として繁栄した町ですから、こうした所謂ハイカラな
建物はまだまだ他にもありそうですね。
お詳しい方がいらしたら、情報を頂けないでしょうか
旧近藤邸から10分ほどの「新林(しんばやし)公園」は、谷戸の
地形を活かし1.5kmの緑の尾根道を散策したり、湧水の溜池・
小川周辺の湿生植物を楽しめたりする気持ちのよい公園です。
公園内の一角に、2つの歴史的建造物があります。(参観無料)
★旧福原家長屋門
江戸時代に名主を務めた旧家 福原家から2006年市に寄贈
されたこの門は、江戸後期の状況をよく残した建築ということで
此処に移築し、修復して2009年4月に公開されたばかりとか。
(長屋門については、以前「赤門」でご紹介しましたので割愛)
内側から見ると
正面間口15.39m 奥行き4.24mという大変立派なもので、
ご当家の当時の繁栄ぶりがうかがわれます。
★旧小池家住宅
1983(昭和58)年に移築されたこの建物も、やはり江戸時代に
代々柄沢村の名主であった旧家の住居で、説明板によれば
1841(天保12)年築で171.4㎡の寄棟造り。茅葺屋根・土壁・
石基礎で、土台には栗が使われているそうです。
側面から見たところ。屋根の上には「龍」の字が書かれています。
土間から内部を見学します。
縁側から
風格を感じるとても美しい家だと思いました。