スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

ぶらり瓢箪

2013-07-30 | 花散歩



オオヒョウタン(大瓢箪)
(ウリ科)

ヒョウタンは、ユウガオの変種「といわれます。
この悠揚迫らぬ姿に 人生を映してみる人は少なくないようですね。

「 ものひとつ ひさごはかろき わが世かな 」  芭蕉
「 ひとの世に 尻を居(す)ゑたる ふくべ哉 」  蕪村


センナリヒョウタン(千成瓢箪)

「 世を捨てて ふくべに入らん とぞ思ふ 」  紅緑
そういえば、瓢箪はお酒を入れたりもしたんですよね~


こんな変り種も・・
キョウリュウヒョウタン(恐竜瓢箪)

「 あをあをと 形きびしき ふくべ哉 」  蛇笏



これは、ユウガオ(夕顔)
          



そして、ヘチマ(糸瓜)




ヘビウリ(蛇瓜)
花は、カラスウリの花みたい☆
          



ペポカボチャ(
おもちゃカボチャ)
          
カボチャ(南瓜)も、同じウリ科の仲間でしたね。


シロウリ(白瓜)


‘猫’も、我が身を重ねてみたくなったナ・・(笑)





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食虫植物

2013-07-30 | 花散歩


植物園の展示室で、食虫植物の展示をやっていたので 入ってみました。

華麗な花があるわけではない 地味な展示です
けど、
多くが初めて見る植物で なかなかおもしろかったデス☆


キバナツノゴマ(黄花角胡麻)
(マーティニア科・ツノゴマ科)
          
メキシコ原産
ピンク色の花が一般的ですが、これは黄色。 葉や茎にべとつく腺毛があります。
 

実の形が異様で、緑色の皮が剥けると下の実はトゲだらけ。
このトゲで動物の体に付き、種子を運ばせるのだそうです。 

乾燥した実の先端はツノが鋭く尖っていて危険なことから、
別名「悪魔の爪」 「旅人泣かせ」とも呼ばれるとか。
ホントに 痛そうだナ・・



サラセニア
(サラセニア科)
          
北アメリカを中心に分布。
筒(捕虫嚢)の入口や蓋の部分から蜜を出して、虫を誘い込み
落ちた虫を、筒の中の消化酵素と微生物によって分解・吸収します。



ヘリアンフォラ・ヘテロドクサ
(サラセニア科)

高い湿度を好み、南アメリカ・ギアナ高地周辺に分布。
葉の先端に蜜腺があり、捕虫嚢内部の下向きの腺毛で
落ちた虫が逃げられなくなる仕掛けになっているそう。



アフリカナガバモウセンゴケ(アフリカ長葉毛氈苔)
(モウセンゴケ科)
          
その名のように、南アフリカ原産。  花茎20~30cm 葉柄3~10cm。 
葉身が長く、たくさんの腺毛が密生していて、大きな虫を捕えると
腺毛だけでなく、葉身までも折れ曲がって虫を押さえ込みます。




マダガスカリエンシス
(モウセンゴケ科)

名前のように、マダガスカル原産のモウセンゴケの仲間。



ピンギキュラ・モクテズマエ
(タヌキモ科)
          
メキシコ中部にあるモクテズマ渓谷で発見された、ムシトリスミレの仲間。
ピンク色の この清楚な花が、風に揺れて虫を誘うのでしょうかね・・
肉厚の葉の表面に、びっしり腺毛が生えています。



ドロソフィルム・ルシタニカム
(ドロソフィルム科)

大西洋沿岸や地中海西部の限られた地域に分布。
甘い匂いで虫を誘い、粘着力の強い粘液を腺毛から出します。
刺激を受けると、強い酸性の消化液が出て・・・

それにしても 何て読みにくく、かつ覚えにくい名前なんだ~!


ハエトリソウ(蝿取草)
(モウセンゴケ科)

北アメリカ東部の限られた地域にある湿原などに分布。
葉の内側に生えている3~4本の小さなトゲ(感覚毛)に虫が触れ、刺激を2回
感知すると瞬時に葉が閉じ、葉の周辺のトゲも内側に曲がって虫を閉じ込めます。
あとは10日~数週間かけ虫をゆっくり消化。 吸収し終えると、再び葉を開きます。
‘刺激2回’は、雨水などによる刺激と区別するためとか。 スゴいナ☆

別名: ハエジゴク(蝿地獄)  
英名: Venus flytrap
Venusの名は、葉のトゲを女神のマツ毛に例えているのだそうです。
美の女神の怖ろし~い罠!


生命を繋ぐための驚異のメカニズムは、自然界の厳しさを雄弁に物語っています。


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バナナの花

2013-07-30 | 花散歩


バナナの花が咲いているという情報を得たので・・
じつは今回、これが植物園を訪ねた目的☆


その前に、まずは・・

チユウキンレン(池湧金蓮)

(バショウ科)

中国 原産
雲南省の高地に生育しているので、耐寒性があるのでしょう。
温室の外に咲いています。 言われてみれば、黄金色の蓮に見えるナ~☆
大きな花弁のような部分は苞で、その元の部分にあるのが花とか。



温室に入ってみると、むわ~~っと湿気が・・
この陽気に、さらに蒸し暑い場所にワザワザ行くとは
何て酔狂な! と、お笑い召さるな~


温室内には、南方系の植物が大きな葉を広げています。

ヘリコニア‘カメハメハ’
(バショウ科)

熱帯アメリカ 原産
生け花の花材として、見かけることもありますよね。
赤い花弁と見えるのは、苞だそうです。


ヘリコニア‘ロブスタークラウⅡ’
(バショウ科)
         
熱帯アメリカ 原産
なるほど! たしかにロブスターを連想しちゃいますね。


トーチジンジャー
(ショウガ科)
          
熱帯アジア 原産
生姜のお化けのような大きな葉が、3~4mほどの高さに茂っています。
スッと伸びた、本当にトーチのような花。 これも、花弁に見えるのが苞。


そして、これがお目当ての

バナナ
(バショウ科)
 
熱帯アジア 原産
赤紫色の花弁と見える大きな苞が開いていくと、中から
小さな花と果実の赤ちゃんが現われます。
実がなると、その株は枯死してしまうそうですよ。

以前、やはりこの温室で見たバナナの花をご紹介しましたけど
あれは上向きに咲いていて、もっと小さな花でした。
バナナにもいろいろな種類があるのでしょう。


バナナの花(実際は苞の部分)は、食材としてお料理に使われるようですね。
クックパッドを覗いてみると、いろいろなレシピがupされていました。
‘猫’はまだ食べたことはないですが、どんな味かしら・・




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植物園の夏の花

2013-07-30 | 花散歩


暫くぶりに、大船植物園へ行ってみました。
この季節、見られる花はあまり多くはないだろうなぁ と思いながら・・・


どうして どうして! 結構いろいろ咲いてましたよ。
初めて見る花にも たくさん出会いました☆


まずは、夏の定番


例の 日焼け(笑)ヒマワリも咲いてました。

‘ルビィ’という種類だそうです。


クロタラリア
(マメ科)
          
別名: タヌキマメ(狸豆)
‘猫’の知っている「タヌキマメ」は青紫色の花で、萼にタヌキを思わせる
毛がびっしり生えているのだけれど・・・これも狸豆?   園芸種かな・・


シューフライ
(ナス科)

    別名: クロホオズキ(黒鬼灯)
茎にホオズキのような黒っぽい実がついています。 英名(Shoo fly
plant)が表すように、ハエが嫌う成分を持っているという一年草。


サギソウ
(ラン科)

涼しげで いいですね~!



キジュ(喜樹)
(ニッサ科)
          
別名: カンレンボク(
旱蓮木)
中国・雲南省原産
球状の花序が、何だかリズミカルで面白いナ~♪
花は、雄蕊が伸びる「雄性期」のあと雌蕊が伸びる「雌性期」という順序で、
盛りを過ぎると次の花が咲きだすという おもしろい咲き方をするようです。
初めて花を見ました☆



カノコユリ(鹿の子百合)
(ユリ科)
          
別名: タナバタユリ(七夕百合) ・ ドヨウユリ(土用百合)
別名はきっと、花の咲く時期に由来しているのでしょうね。




ノリウツギ
(ユキノシタ科)

‘みなづき’という種類だそうです。 



色とりどりのサルスベリの花が芝生の緑に映えて、とても綺麗でした☆




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今朝の珍客

2013-07-28 | 雑記


今朝 庭の水道の所に、何か黒いものが・・・
風に飛ばされてきたのね、何の ゴミ?


つまんで片づけようとしたら・・・ヒェ~、動いた



こわごわ顔を近づけて見ると
手らしきもの、足らしきもの・・・あっ、目が動いてる~


コ、 コ、 コウモリ!?

伸ばした手足までいれても、体長7cmくらい。 まだ子供だね。
とっとと何処かに隠れないと、カラスにやられちゃうよ!

じっと動かないので、トノがつまんで茂みに移動させてくれました。
やれやれ


少したってから 見に行ってみると、もう 姿はありませんでした。
何処かに飛んで行ったかな? お母さんのところに無事に帰れたかな・・
何処から来たのやら・・・初めての珍客でした☆





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ネコノヒゲ

2013-07-26 | 花散歩


ちょっと変わった形の花に出会いました☆

          
ピーンとそり返った長い蕊が、動物のヒゲみたいでしょう?

その名も、ズバリ 「ネコノヒゲ」
シソ科の多年草で、利尿・降圧効果のある薬用植物。
インド~マレー半島の原産だそうで、別名の「クミスクチン」も
マレー語で‘猫のヒゲ’という意味らしいです。

因みに、英名も「Cat's whiskers」とか。 そのままじゃん!
世界中の誰が見ても、間違いなく‘猫のヒゲ’なんですね(笑)


ピンク色も咲いていましたよ。


薄いブルーの花もあるそうです。

涼しげで、愛嬌のある可愛い花ですね!




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急いでひと廻り

2013-07-25 | 散策


今日の天気は・・薄曇り

気温: 27℃
湿度: 79%
暑いという程ではないけれど、動くと やはりジワッと

ときどき薄日もさしていたので、
降りださないうちにと、 急いでひと歩きしてきました。



川端に、みごとなサルスベリ☆





晴れていたら、もっと綺麗なんだけど・・

黒雲と 追いかけっこで 我が家まで
何とか濡れずに 間に合いました~


農家のおばさんから、本日の買い物

どれも、一種類につき ¥100 ナリ


15,624歩






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視野検査

2013-07-23 | 雑記


眼科医院へ、視野検査に行ってきました。


昨年の健康診断で、また「視神経乳頭陥没」と言われたけれど
再検査に行く時間がなかなかなくて・・・・は、ウソです

じつは以前にも同じ状況で、別の病院で再検査して貰ったことがあり
当blogにも書いたように)その結果から、「どうせ又、アレでしょ」と
いう気持ちと、どうもお医者さんは元来ニガテで ついつい・・・

しかし、あれから2年も検査していないのは さすがにヤバイぞ
ということで、シブシブ出かけたワケで・・



今回の医院には初めて行きましたが、受付がスゴい混みようで
世の中には目の悪い人が、こんなにも沢山おいでなのかと まずびっくり!

幸い 予約してあったので さほど待つこともなく呼ばれ、まずは視力検査から。

次に暗室へ呼ばれて今度は視野検査。 検査機器に向かって、片目ずつ開始。
チカッ チカッ とあちこちで小さく光るのを感知して、カチ カチとボタンを押し・・
やがて検査は終了。 2度目の今回は、前回ほど長くは感じませんでした(ホッ)


結果が出るまでちょっとドキドキしたけど・・・やはり緑内障は「シロ」でした☆
やれやれと安心すると同時に、「ホラね~、やっぱりでしょ!」と胸の中で・・・

と、そこで先生:
「どうせ何でもないでしょうと思わず、次回の健診後も再検査を受けましょう!」
と、しっかり一本 ぶっとい釘を刺されてしまった・・・

‘猫’のズボラな考えを、先生はすっかりお見通しでアリマシタ
さすが 目のお医者さんだヮ




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日焼け?

2013-07-22 | 花散歩


夏の花の代表選手といえば?



そう、ワタシ達☆




あら、まあ!
            

そんな色に焦げちゃって・・・
日に焼けた?

        



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天津山正統院

2013-07-18 | 鎌倉・逗子・葉山


建長寺の繁栄時には、49院の塔頭があったそうですが
現在は、12院の塔頭寺院が残っているといいます。
今回 訪ねたのも、そのうちの1つ☆ (通常は非公開)

天津山 正統(しょうとう)

建長寺第14世 高峰顕日(こうほうけんにち)師の塔頭寺院。
ご本尊は、文殊菩薩像(室町時代の作)。


もとは浄智寺に「正統庵」として創建されましたが、1335(建武2)年に
師の高弟 夢想疎石によって 建長寺境内に遷されたといわれます。



高峰顕日(仏国禅師 応供広済国師)

(1241-1316)
後嵯峨天皇の皇子として生まれましたが、母親の身分が低かったため
早くに出家。 無学祖元の法を継ぎ法衣・法語を授けられたといわれます。 

和歌にも秀でて冷泉為相とも交流。 『仏国禅師和歌集』を残しています。
 
高峰顕日坐像(国重要文化財)

生前に制作された寿像で、像内の銘から1315(正和4)年
仏師院恵により制作されたことが分かっています。

墓所は、宮内庁の管轄だそうです。





墓地の最奥に、「神雷戦士の碑」があります。
太平洋戦争終盤に、桜花攻撃に参画した旧海軍 第721航空隊(神雷部隊)の
追悼碑で、当院の住職が部隊の生存者と交わりがあった縁で、此処に建立
されたということです。 初めて耳にした話の悲惨さに‘猫’は胸が潰れそうになり
碑を撮影することができませんでした・・・


さて、気を取り直して・・
墓地には、剣花坊のお墓もありました。

井上剣花坊
(1870-1934)
山口・萩の元 武家の出身で、幼名:七郎 のちに幸一。
小学教師、新聞記者を経て新川柳の選者となり、その普及に努めました。
仮寓の建長寺で死去。

「 絶頂で 天下の見えぬ 霧の海 」 剣花坊 作
同郷の安倍首相殿、そんなことにならぬように・・・お願いしますよ!


13,418歩





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建長寺②

2013-07-18 | 鎌倉・逗子・葉山


三門を過ぎると、そこから仏の世界です。


両側に柏槇の古木が立ち並ぶ参道の先に仏殿があります。

柏槇(ビャクシン)
          
中国宋代の前庭様式を踏襲したもので、蘭渓道隆師お手植えといわれ
創建当時から760年もの歳月を物語る7本の古木のなかには、幹回りが
7mのものもあるとか。 名勝史跡・新日本名木百選に選定されています。


仏殿(重要文化財)

ご本尊 地蔵菩薩坐像が祀られています。
現在の建物は創建から4代目で、1647(正保4)年に徳川秀忠夫人
崇源院(お江の方)の霊屋造替の際、従前の建物を譲り受けたもの。
銅葺屋根の勾配や随所に補強を兼ねた銅板装飾が、豪華な印象☆

堂内の精緻な木彫装飾



折上げ格天井にも、当初の華麗さが偲ばれます。

禅寺の本尊は通常 毘盧遮那仏または釈迦牟尼仏で、地蔵菩薩は珍しいとか。
当寺境内は嘗て地獄谷と呼ばれた処刑場で、罪人の霊を弔う「心平寺地蔵堂」が
あり、その歴史を引き継いで地蔵菩薩が本尊として選ばれたといわれています。


心平寺の地蔵菩薩像は、現在も仏殿内に祀られており、地蔵堂も、横浜・
三溪園に移されて「天授院(重要文化財)」として保存されています。



法堂(はっとう・重要文化財)

本来は、住職が説法を行う場所。 
現在は 千手観世音菩薩像が祀られています。
現在の建物は1814(文化11)年に上棟され、2002(平成14)年に
解体修理が完成しました。 関東で最大の法堂だといわれます。



天井画の「雲竜図」

2003(平成15)年 小泉淳作氏の作
通常 日本ではこうした龍は3本爪だそうですが、当寺の格式に合わせて
本国中国と同じ5本爪が許されているとか。(誰が許可しているのかな?)



唐門(重要文化財)

もと崇源院霊屋の前の門で、仏殿と同時期に移築されました。
2011(平成23)年に修理が完成したそうで、金ピカです


この奥にある方丈(龍王殿)には、宝冠釈迦如来坐像が祀られているそうです。
方丈背後の庭園は蘭渓道隆師の作庭と伝わり、名勝史跡に選定されているとか。


このあと、今回のもう1つのお目当ての塔頭見学に向かいます。


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建長寺①

2013-07-18 | 鎌倉・逗子・葉山


暑さから束の間解放されて、快適に過ごした2日間のあと
またまた炎暑が戻ってきてしまいました・・・・

でもまだまだ、こんな時期にネをあげる訳にはいきませんよ。
がんばろーーねっ!



今年創建760年 開基750年遠忌を迎えた 鎌倉五山第一位の
「建長寺」を、ガイドさんの案内でゆっくりと見学しました。

巨福(こふく)山 建長興国禅寺

臨済宗建長寺派の大本山で、我が国最初の禅の専門道場。
    創建: 1253(建長5)年
開山: 蘭渓道隆
開基: 北条時頼
総門・三門・仏殿・法堂・方丈が一直線に並ぶ 中国・宋の禅宗寺院に
倣った伽藍配置は、現在も創建当時の面影を残しているといわれます。


総門(巨福門)

1783(天明3)年 京都に建立されてあったものを
1940(昭和15)年に移築したそうです。

総門の扁額

当寺第10世住職 一山一寧(いっさんいちねい)師の筆。
「巨」の字に筆勢により加えられている一点は、世に
「百貫点」といわれ、百貫の価があるとか。


梵鐘(国宝)
          
1255(建長7)年 北条時頼が「建長禅寺此処に在り」の意を込めて、関東で
当代随一の地位にあった鋳物師 大和権守物部重光に造らせたもので、
1,000人に及ぶ信者の勧募により、蘭渓道隆師が銘文を撰した大鐘。
総高 208.8cm  口径 124.3cm  重さ 2.7t


三門(重要文化財)

入母屋造り銅葺屋根 三間一戸の重層門。 桁行 13.17m
「建長興国禅寺」の扁額は、畳6畳分の大きさで後深草天皇の御筆とか。

「三門」は空・無相・無作の三解脱門の略称。 一般には「山門」と書きます。
当初の山門は創建後まもなく建立されたといわれます。 現在の三門は
蘭渓道隆師500年忌の1775(安永5)年に再建されたもの。
1954(昭和29)年 大修理とともに屋根の茅葺が銅葺になり、

1996(平成8)年にも220年ぶりの大修理が行われました。

釘を使わず、丸柱に梁を貫通させた「ヌキ」の技法で、地震にも強い造り。
          



じつは今回のお目当ては、三門の楼上拝観。
 個人では、なかなか無い機会ですからね☆

急勾配の階段を、手摺りにつかまってそろそろと上り・・・
普段は非公開の仏像を拝観しました。

 (撮影許可を頂いたので)
五百羅漢像

木彫りの原型を作ったのは、江戸仏師 高橋鳳雲。
鋳造は、栗原貞乗。 江戸・蔵前の伊勢屋嘉吉郎の
発願によって、当寺へ奉納されたということです。
1863(文久3)年 完成。


十六羅漢像




楼上から

入ってきた総門が、小さく見えます。

安永の大修理の際 タヌキが僧侶の姿に化けて浄財を募って廻ったという
言い伝えから、別名「狸の三門」ともいわれるという 楽しいお話も聞けました。

(続)




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サスケハナ

2013-07-14 | 散策

 
今日は、久里浜海岸散歩☆




海岸沿いにある「ペリー公園」に、何か綺麗な飾り付けが・・

(水やりの作業中で、バケツなども写ってますが・・・)


ペリーさんが久里浜に上陸したのが、1853(嘉永6)年 旧暦の6月6日。
現在の暦にすると、7月14日=つまり 今から160年前の今日だそうで☆

160周年を祝って、公園を管理運営する事業者の人達が制作した「黒船花壇」。
べニア製ながら全長4mもあって、イカメしい記念碑に華を添えています。

「サスケハナ号」
          
「サスケハナ(Susquehanna)」は、来航した艦隊の旗艦の名で
米・ペンシルバニア州を流れる川の名から 命名されたそうです。
ネイティブ アメリカンの言葉で「広く深い川」という意味なんだとか。


手前の艦船が「サスケハナ号」 


アメリカ人久里浜上陸行軍之図

                        
                      「惣大将」=ペリーさんのようです
右の縦書きには、「惣人数五百余人」とあります。



(上の3枚は、いずれも記念館内展示物)



で、公園前の久里浜海岸

曇りがちですが、水遊びの子供たちが羨ましい蒸し暑さ
500ml×2本がカラになりました~

12,967歩


 

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箱根山に登る!

2013-07-11 | 東京・川崎


都心に「箱根山」? 



東西線「早稲田」駅から、西へ向かって坂を上って行くと
信号を左に折れる道が「箱根山通り」。

通りの右手に広がるのは、都立「戸山公園」。


公園に沿って歩いて行くと、ほどなく
「箱根山入口」

「箱根山」は、公園の中にあるようです。


「箱根山」碑



階段の登山道がいくつかあります。
         
      

ものの数分で、「箱根山」山頂へ

標高 44.6m 
それでも、都区内の最高峰☆


頂上からは、樹間に新宿の高層ビル群が霞み・・



説明板によると;
この地区はその昔、源頼朝の武将 和田左衛門尉義盛の領地で
「和田外山」と呼ばれていました。 1668(寛文8)年に至り、
尾州徳川家(尾張藩)下屋敷となり、「戸山荘」と呼ばれて
総面積が13万4000坪(約44万8千8百㎡)あったそうです。

その後も時を経て工事が進み、元禄期に 回遊式泉水庭園が完成。
大泉水・築山・橋・渓谷・田畑のほか社祠堂塔・茶屋などを配し、なかでも
東海道小田原宿を模した「街並み」を有する独特の景観を呈していたとか。


明治維新を経て、
1874(明治7)年からは陸軍戸山学校用地となり
この頃から、園地の築山(玉円峰)が「箱根山」と呼ばれるようになって
1954(昭和29)年 都立公園として開園後も、この名で親しまれている由。



それにしても、これが築山だったと聞けば
往時の庭園の規模の大きさが偲ばれようというものです


で、
これが「登頂証明書」

箱根山に登ったど~!
(近くにあるサービスセンターで貰えます)


公園内をぶらぶら散策して
15,496歩


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暑中の涼

2013-07-09 | 鎌倉・逗子・葉山


暑いですねェ~!
日本中が燃えているよう・・・
      
歩いている人も皆 陽射しを避け、吸い込まれるように日蔭へ日蔭へ。


‘猫’も、
深い緑に囲まれたお寺の境内を渡る風に、 ひとときの涼を求めて・・

鎌倉・比企ヶ谷の「妙本寺」






ノウゼンカズラが 今年もたくさんの花をつけました☆








まだ アジサイも・・


皆さま くれぐれもご自愛くださいね!

暑中お見舞い 申し上げます




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