スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

澤田痴陶人美術館

2011-09-25 | 横須賀・三浦


陶画家 澤田痴陶人(1902-1977)氏の作品を展示する美術館です。



(美術館HP
より拝借)

澤田痴陶人(ちとうじん)氏は
京都の出身で、初め日本画家を目指していましたが
その後 焼き物のデザイナーになった方です。

大英博物館 日本美術部長ローレンス・スミス氏に望まれて
1997年の4ヶ月間、日本人として初めて個展が開催され
国内よりも先に、海外において注目を浴びました。

これは、その当時のポスター

(館内パネルより)



館内には
大英博物館出品作品数点に加え、今も氏のデザインを
受け継ぐ伊万里の工房で制作された皿・鉢・花瓶など
どこか温かみの感じられる作品が展示されています。

「呉須赤鳥文大皿」

(ポストカードより)


      
(館内パネルより)


棟方志功氏の版画のような、エネルギッシュでどこかユーモラスな
温かみのある趣を感じました。 実際にも両氏は年齢も近いとか、
出会ったときには お互いに何か通じるものを感じ合ったそうです。


伊万里の陶画家の美術館が、なぜ三浦市に?

展示作品の多くは 当館館長の倉橋氏によるコレクションで、
氏が市内で経営しているホテルで使用する食器の仕入れで
出会った痴陶人氏の作品に惚れ込み、蒐集したものとか。


大きな美術館ではありませんが、時折 展示の入れ替えも
あるようなので、いつかまた寄ってみようと思います。

澤田痴陶人美術館
(水・木曜以外の10:00~18:00開館 ¥300)



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4 コメント

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美術館の紹介 (kikyo)
2011-09-26 22:55:52
ブログで拝見するだけでも惹かれるものがありますが、このように紹介していただくと、陶芸(美術)の好きな方にはありがたいでしょうね。
返信する
ただ好きかどうかだけ (夜猫子)
2011-09-27 22:30:37
よくわからなくても、直感的に好きなものってありますよね。
‘猫’の鑑賞眼はその程度です。でも結構楽しかったですよ。
kikyoさんは、器はお好きかしら?

「物持ち」にはなりたくないので(お金も無いしね・・笑)、欲しいとまでは思いませんけど。

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 (kikyo)
2011-09-28 08:55:39
器には関心はありますね~。
お言葉を借りれば直感的に「いいなあ」と思ったり、そんな器を創る人、作る人、使える人を「いいなあ」と思ったりします。

陶器だけでなく木製品、竹製品、それぞれの個性が生きている器っていいですよね。

結局眺めるだけですけど。
使える側にまわりたらいいのになあ。
返信する
うーん・・ (夜猫子)
2011-09-28 23:03:32
作る人? うーん、美的センスがねぇ・・
使う人? うーん、そそっかしいので、すぐ壊してしまいそう・・

やはり眺めるだけにしときまーす(笑)
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