スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

江東区・芭蕉ゆかりの地を訪ねて   

2008-05-31 | 東京・川崎

都営地下鉄の森下駅からものの5分で「江東区立芭蕉記念館」に着きます。
芭蕉が各地で詠んだ俳句の資料など、その足跡と作品が展示されています。
庭には芭蕉の句に因んだ植物が植えられています。もちろん芭蕉の木も。

記念館の裏手は、もう隅田川です。川沿いの整備された遊歩道は恰好の散歩道。
気持ちのいい川風に吹かれてぶらぶら歩いていくと
石段を上がったところに「芭蕉庵史跡展望公園」があります。
 



とても小さな公園の中央にブロンズの芭蕉さんがじっと川に向かって・・

何を思っていらっしゃるのやら。 向こうに見えるのは清洲橋です。


公園の斜向かい、赤い鳥居のかわいいお社が芭蕉稲荷です。





案内板に拠れば、弟子の杉山杉風からこの辺りに草庵の提供を受けた芭蕉は
以来没するまでここを本拠として、あの「古池や」をはじめ数々の名吟を残し
「奥の細道」を著しました。

仙台堀川に架かる海辺橋の袂にある建物の縁先に、杖を手にしたお爺さんが
腰を下ろしていました。



物言わぬお爺さんは、まさにこれから出発しようという旅装束の

芭蕉さんでした。ここが「奥の細道」旅立ちの地、採荼庵(さいとあん)

元禄2327日 芭蕉は此処から奥州平泉へと旅立ったのです。但し
千住までは船旅だったそうで、正確にはここから船出したわけですね。

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深川の1日

2008-05-29 | 東京・川崎

雄鶏が時を告げアサリ売りの声が聞こえてくると、しらじらと夜が明けて
江戸深川の1日が始まります。大木戸が開き、紺地に屋号を白く染め抜いた
大のれんが架かる油問屋の向かいにある八百屋は雨戸を上げ、店先には
様々な野菜や漬物などが並びます。


   

  隣の米屋は足踏みで米を搗き、船宿が並ぶ川岸には柳の枝が川風に揺れ、
客の目の前で天ぷらを揚げる屋台や、いなり寿司を売る屋台も出ています。


  路地を入ると、平屋の民家の軒下には「久松るす」と書かれた風邪封じの
おまじないが貼られ、庭先の物干し竿にはオムツが干されています。

 その隣は朝の仕事を終えたアサリ売りの住まいでしょうか、板の間に莚を
敷いただけの部屋の隅に商売用の手振棒が見えます。庭に1枚だけ
ポツンと
半纏が干してあるので、どうやらまだ独り者のようですね。

  三味線と手習いの於し津師匠の家の飼い猫タマが、屋根の上で時折首をあげて
「ミャオ!」と鳴きます。


  掘割に虹がかかり、三味線の粋な音色が流れてきました。やがて米倉の白壁が
夕日に染まり暮れ六つの鐘が鳴ると、次第に宵闇が迫り
1日が暮れてゆきます。
 




  ここ「深川江戸資料館」では江戸・天保期の町並みを実物大の建物・
用具でリアルに再現し、1日の様子を
25分ほどに凝縮して照明と効果音を
駆使した展示をしています。それぞれの家に自由にあがってみることもでき、
江戸庶民の暮らしぶりを体感できるおもしろい所です。



 

  余分な物が無い簡素な部屋の様子にひき比べ、我々の暮らしは何と多くの
モノに囲まれていることか!


深川江戸資料館:http://www.kcf.or.jp/fukagawaedo-museum/

 

 

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ゆりの木に花が

2008-05-27 | 花散歩

図書館の帰りに、少し寄り道をして公園に行ってみました。

ここは、木々の緑に囲まれ四季折々にいろいろな花が見られる
とても広くて気持ちのいい公園です。
今はポピーやネモフィラが花盛りで、見にいらしてる人たちに
たくさん出会いました。




緩い傾斜を上って行った先に、目的の木はあります。
「ゆりの木」は北米原産のモクレン科で、10m余もあろうかと
いう背高のっぽの木。

 


見上げると、広げた枝の濃い緑の葉の間に
あ、咲いてる 咲いてる!



 
名前の由来は花の形からでしょうか?
英名はtulip treeというそうです。 こちらの方がナットクです!
日本では、葉の形から「半纏木(ハンテンボク)」「軍配の木」
などとも呼ばれるようです。
高い所に咲くので、見過ごされがちなのがちょっと可哀想・・・

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初めの一歩

2008-05-25 | 雑記

 外は雨・・・
予定していたウォーキングが中止になってしまいました。
ぽっかり空いた今日1日、さあ何しようかな~?

そうだ! blogデビューしてみよう♪
というワケで、五里霧中 暗中模索 提心吊胆 の初めの一歩です。

子供の頃、分かれ道に棒切れを立て、倒れた方へどんどん歩いていく
という無謀な独り遊びが結構好きでした。
でも、不思議と迷子になったことはないんですよ。
戌年じゃないけど、意外に鼻は利く方かも(笑)

さて、歩き始めたblogの道を
どこへ行くやら行かぬやら・・・

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