2016年の元日は、ゆっくり起きて、例年のように、新湯で湯垢離をして、絹の下帯をしめ、
羽織・袴になって、一家で菩提寺に初詣に行った。
今までは大晦日の誰もいない夕刻に行っていたので、元日の賑わいを知らなかった。
一家で帰宅して、お屠蘇の儀とお節は夕食時間になった。
もちろん、例年通り、私は烏帽子・直垂姿になって屠蘇の儀を「式三献」にならって執り行なう。
三枚の盃を幼順に三口ずつ飲むのだが、1歳2ヶ月の姪は臭いで口を付けない。12歳の甥は、これが楽しみ。
その後は、母の煮物がおいしいお節料理を頬張る。
今年の酒は「越之寒梅」。やはりおいしい。
最後は雑煮で締める。
今年もさっそく餅を喉に詰らせての死亡事故が起きたようだ。
これを防ぐのは本来は簡単だ→記事
逆にこの事故が依然として減らないのは、餅を焼かないで煮込んで雑煮にするという死を恐れない危険な慣習を維持している家がいまだに多いのだろう。