今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

都内富士に登る

2013年06月30日 | 東京周辺

一年の前半の終りである6月30日は、大祓(おおはらい)の日。
そして翌7月1日を控えた富士山の山開きが、本家より1日前に都内のあちこちの富士塚で執り行われる。
そしてもちろん今年は世界文化遺産登録の記念すべき年であり、
その文化遺産の根拠というべき富士信仰の行事が、富士塚(浅間神社)での山開きである。

丁度のこの佳き日が日曜に当り、帰京中であったので、
最近名所巡りに興味を持出したという9歳の甥を誘って、
まさにこの山開きの2日間だけ登拝ができる、台東区下谷の小野崎神社の富士山に行く事にした。

実は、今日は亡父の祥月命日前の日曜なので、皆で菩提寺に墓参りと斎(とき)を予定している。
なので、早めの10時過ぎに出発。

神社に着いたら、丁度大祓の神事の最中。
富士山の扉はまだ固く閉じられている。

皆で祝詞を唱え、茅の輪くぐりをして、やっと開山の神事。
神事を終えて、鉄の扉が開かれ、まずは神官と氏子連達が登拝。
その人たちが無事下山した後、
一般人の先陣を切って、入口に構えていた甥が登り出す(私が二番手)。
富士の溶岩の中のジグザグ道を登りきって、誰もいない山頂に立つ。

麓を見下ろすと、下から登ってくる人たちの絶えない列が続いている(上写真)。
ホンモノの夏の富士もかくやと思う。

下谷から目黒に移動して、菩提寺で墓参をして、その後の楽しみの会食をする。
私は一人で帰って、本駒込で降りて、山開きにちなんで祭礼中の駒込富士に寄り道した。