七夕は重要な年中行事「五節句」のひとつで、本来なら祝日に値する日。
日本の伝統文化を愛する私は、なんとかこの日を盛り上げたいのだが、
「五節句」を無下に廃止した明治政府を恨む以前に、
新暦では、梅雨後期の大雨の時期に当たってしまうため、
日本のほとんどの地域では、織姫・彦星がまったく見えない。
むしろ、豪雨災害に注意を要する時期になっている。
本来の”星見”ができなくても、七夕飾りをし、願い事をすることはできる。
わが勤務先でも、女子大ということもあり、特定の教員が率先して、七夕飾りを盛大にしている。
学生たちはそこに願い事を短冊に書いて飾る。
本来なら、「乞巧奠」として女性が技芸の向上を願うものなのだが、
二星の逢瀬を頼んで恋愛成就を願うものが多い。
”七夕復活委員会”を自認する私も、ここはぜひ学生たちにまじって短冊を加えたい。
といっても、今さら恋愛成就というわけにもいかないので、こう書いた。
「七夕の日には、ソーメンを食べよう」
そう、七夕は素麺(冷麦)を食べる日なのだ。
行事は、食を結びつくことで、盛り上がる要素を獲得する。
素麺とは、いささか地味なのは否めないが、
季節的には丁度いい(本来の旧暦なら、8月の暑い盛りなのでベスト)。
せっかくなので、具を豪勢にして、祝い膳的にカラフルに飾って
(今でも冷麦に混じっている色のついた麺は機織で使う五色の糸をかたどっている)、
特別な素麺として楽しみたい。
日本の伝統文化を愛する私は、なんとかこの日を盛り上げたいのだが、
「五節句」を無下に廃止した明治政府を恨む以前に、
新暦では、梅雨後期の大雨の時期に当たってしまうため、
日本のほとんどの地域では、織姫・彦星がまったく見えない。
むしろ、豪雨災害に注意を要する時期になっている。
本来の”星見”ができなくても、七夕飾りをし、願い事をすることはできる。

わが勤務先でも、女子大ということもあり、特定の教員が率先して、七夕飾りを盛大にしている。
学生たちはそこに願い事を短冊に書いて飾る。
本来なら、「乞巧奠」として女性が技芸の向上を願うものなのだが、
二星の逢瀬を頼んで恋愛成就を願うものが多い。
”七夕復活委員会”を自認する私も、ここはぜひ学生たちにまじって短冊を加えたい。
といっても、今さら恋愛成就というわけにもいかないので、こう書いた。
「七夕の日には、ソーメンを食べよう」
そう、七夕は素麺(冷麦)を食べる日なのだ。
行事は、食を結びつくことで、盛り上がる要素を獲得する。
素麺とは、いささか地味なのは否めないが、
季節的には丁度いい(本来の旧暦なら、8月の暑い盛りなのでベスト)。
せっかくなので、具を豪勢にして、祝い膳的にカラフルに飾って
(今でも冷麦に混じっている色のついた麺は機織で使う五色の糸をかたどっている)、
特別な素麺として楽しみたい。