今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

梅雨明け

2012年07月17日 | お天気
本日、関東以南が梅雨明けと認められた。
その根拠は、地上天気図ではわからない。

高層天気図の500hPaが基準(バイオウェザーのサイトで確認できる)。
昨日21:00のその図において、5880mの等高線が秋田(北緯40°)より北上し、
元々梅雨がない北日本を除く本州部分が太平洋高気圧にすっぽり覆われた状態がほぼ実現したことが確認されたため(昨晩の時点では等高線は微妙に秋田の南側だが…)。

ついでにさらに高層の300hpa面を見ると、
チベット高気圧と太平洋高気圧が合体して、東西に延びた高圧帯を形成している。
これは日本がこの時期に限り、”亜熱帯高圧帯”に入ったことを意味する。
すかさず、東京西日暮里にあるわが”ひぐらし気象台”では
正午過ぎで37℃に達しようとしている
(ただ湿度が39%なので”蒸し”暑くはない)。
さぁ、夏本番、暑くなるぞ~!

ちなみに、関東平野で最高気温の地点が熊谷ではなく、”館林”になったのは、
南風が強かったため、首都圏のヒートアイランドが更に北上したためだろう。

※今日明日より先の、数日後の天気傾向に関心がある人は、
高層天気図を読めるようになるといい。
高層天気図は地上天気図の”予想”に使えるのだ。