東日本がにわかに低温化し、本州のあちこちで単発的な大雨が発生している。
テレビの天気番組では、日本海のごくごく小さい低気圧のせいにしていたが、
主たる原因は別の所にある。
三陸東方沖に停滞している低気圧がくせ者。
実はこの低気圧、とっても背が高く、上空1万メートルにも達する。
そして上空の寒気を北西風で本州に呼び込んでいるのだ。
これが不安定な天気の原因。
この背の高い低気圧、その本体は地上ではなく高層にあって、
寒気を呼び込む停滞性の低気圧。
その名を「寒冷渦(うず)」という。
地上天気図では、その影響力がわからないもので、
500hPaやさらにその上の300hPaの高層天気図で確認する必要があるもの。
実際、今回のように、地上天気図では大雨の説明がつかない場合、
たいていはこの寒冷渦のせいである。
以後、お見知りおきを。
またまた高層天気図の価値がわかる現象だ。
テレビの天気番組では、日本海のごくごく小さい低気圧のせいにしていたが、
主たる原因は別の所にある。
三陸東方沖に停滞している低気圧がくせ者。
実はこの低気圧、とっても背が高く、上空1万メートルにも達する。
そして上空の寒気を北西風で本州に呼び込んでいるのだ。
これが不安定な天気の原因。
この背の高い低気圧、その本体は地上ではなく高層にあって、
寒気を呼び込む停滞性の低気圧。
その名を「寒冷渦(うず)」という。
地上天気図では、その影響力がわからないもので、
500hPaやさらにその上の300hPaの高層天気図で確認する必要があるもの。
実際、今回のように、地上天気図では大雨の説明がつかない場合、
たいていはこの寒冷渦のせいである。
以後、お見知りおきを。
またまた高層天気図の価値がわかる現象だ。