今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

当り前を疑おう

2012年07月16日 | 雑感
今晩、NHKで驚異的な強さを誇る東アフリカのマラソン選手の動きを分析した番組を観たら、
普通の理想的着地法とされる「踵着地」ではなく「つま先着地」を意識的にやっていた。

武家礼法の歩行を教える者として、それなりに歩行の勉強をしてきたが、
草履の日本人はずっと踵着地などしてこなかった。
踵着地は、脚に対して衝撃が強く、踵部の底が分厚く頑丈な靴を前提とする、
不自然な歩行法だと思っていた(この場合、正しくは走行)。
やっぱりそうだったのか。

同様に、今私のブログでは、私が昨夏に書いた”冷房にサーキュレーターの併用は逆効果”という記事にコメントが集っているが、
世間知とは異なる私の主張に賛同してくれる人はいない。

そのほか、いままで
「放射能はたとえ微量でも発がんの危険がある」、
「危機の情報を公開すると人々はパニックに陥る」
という世間的思い込みに対しても、
その逆の主張(これらはちゃんとした研究成果であって、私オリジナルでない)をしてきた。
電磁波の生体への影響についても、怪しげな自然観や商品販売とは無関係の、
信頼できるソースから情報を得るようにしている。

さらに「消費税の”逆進性”ってホントは無いんじゃないの」という主張をしようと思ったら、
さすが経済の問題は、私よりも専門的な人たちが、ネットでその論を展開していた。

情報って、きちんとした検証もされずに独り歩きして、
いつのまにか世間的に”真実”(=常識)になってしまうことが往々にしてある。
政治的意図や販売的意図が隠されている場合もあるので、注意を要する。