FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



米国からはティラーソンが話合いに向けて努力しているという話も聞こえてくるが、実現はなかなかむずかしいだろう。月曜日には安保理での制裁決議の採決となるはずだが、石油の禁輸などは、中露の反対で不可能となる見込みであり、また何かが実現してもぬるい制裁になると思われる。実際、これ以上の制裁は、北朝鮮の暴発の呼び水になるだけではないだろうか。多くの論者が述べるように、また私もずっと書いているように、不愉快な現実を受け入れて核拡散防止を世界があきらめるか、a very sad dayという世界史に残る大悲劇を受け入れるか、いずれかの選択肢しかなさそうに思う。どちらにしても、日本にとっての状況は、時間軸の長短はあれ、リスク度が高まることを意味している。
 
ということで、月曜日も金曜日の水準からあまり変わらないところで為替は始まりそうだ。実際、いつ次のICBM実験があるかわからないところで、ドル円を買い上げるのは難しい。107円台でのレンジあるいは106円台に入る一週間になると考えている。チャートも、10年債はさらに下降を目指している。なお、ドルインデクスはかなりいいところまで下げて来ている。ここからは一時戻ることが考えられるが、あるいは、ドルの常としてむりやりトレンドを続けるパターンもある。チャートからは迷いが出る局面なので、ドルストレートのほうはそこそこにして、ドル円ショートで回転させるのがベストだと思う。




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