ドル円は118円台から121円に逆戻り。ここはドル円の下限の国策による維持派?の方が勝利したということになるだろう。テクニカル的には、前から書いているように124円のダブルトップ以前のドル円は116円から122円までを大きく動きながら1年近くレンジとなっていた。したがって、現状は、その再現だという観点からは不思議ではない。ドル円の価格の相場的な値頃感がちょうどこの120円あたりにあり、ここに来ると、上下への思惑からレンジになりやすいのだろう。
ということで、今回は、過去からのレジスタンスである121.80(ヒゲで122円ややオーバー)程度を上限目安としておきたい。ここを大きく破るようだとまったく考えを変えなくてはならないが、ここまでは問題ないだろう。
また、ここまでのドル円トレードでは10月くらいには下方ブレークするだろう(例の10月買いのアノマリー)という「バイアス」(思い込み)が自分にはあったが、あと半年くらいはこのレンジで大きく上下しても8年サイクル論的には少々のずれというレベルの話である。もうすこし余裕を持って見ていこうと思う。ユーロ、豪ドルの動きの予測については追って考えて書いてみたい。
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