なかなかドル円が上に行かない。中国のオプションとかがあるそうだが、この動きから見ると108円のノータッチオプションの類だろうか。これを、テクニカルから見ると200日の指数平滑移動平均線107.62を大きく越えないということになる。
前に、同じ200日でも、単純なものSMAと、指数平滑のものEMAとがあることを書いたが(正確には、他にも加重移動平均WMAなどがあるが、代表的なのはSMAとEMAだ。)、計算する日数の期間もいろいろなバリエーションがある。よく使われるのはフィボナッチ数列を使うものだ。
0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610, 987, …
フィボナッチ数列は、前の2項の和が次の数になるような数列であり、自然界に多く見られることから神秘的なものと考える向きもありFXへの応用も盛んだ。
ちなみに、現在の場合、フィボナッチ数の233日の単純移動平均線が108.27円にあり、それを越えるのもひとつのメドとなる。現在の様子だとそれを越える日も来週前半にはあると思われる。
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