米国株式関係の数値が怪しくなってきた。P&F(ポイントアンドフィギュア)で見ると、次のように多くの数値が下降方向を指している。
1 ブレーク信号発生中
ダウ・BKX(フィラデルフィア銀行株指数)・原油・ダウゴールドレシオ・GSR(金銀比)・10年国債
2 あとわずかでブレーク信号発生
S&P500・ナスダック・VIX(米株ボラティリティ指数)
特に、画像で掲げてあるBKX(銀行株指数)は、今年の2月以来の安値を更新しており、チャートでわかるように明確に下降に入ってきていることには特に注目したい。今回の危機が金融に発していることを考えると、膨大な資金供給のカンフル剤が切れてきたものと思われ、今後の金融機関の経営悪化がますます懸念される。危機の予兆となるGSRも着実に上昇しており、リスク懸念の強さを示している。
P&Fは、単に強いレジスタンスを可視化(最近の流行語では「見える化」^^)するものでありそれ以上のものではないが、これだけ多くの部分でブレークが発生することは一年に何度もない。来週は債券が買われすぎていることから、軽い戻しが入る可能性もあるが、それほど遠くないうちに、米国株式市場が大きく崩れるという先週からの予測の確度はますます高くなったと考えている。数週のうちに、ダウが9800ドルあたりを割り込むことはほぼ確実と言っていいのではないか。
為替もおそらくそれに連動してリスク回避モードのドル高・円高となるものと思う。軽い円買いで対処していきたいと思っている。金は、株が下げれば一時のダウンと急激な上昇といういつものパターンとなるだろう。
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T&Cの吉田氏 為替介入有ると言ってます
日銀総裁が為替に言及は99年と今回のみ
88円~年内は80円とか?
介入は場合によるでしょうね。80円になったら介入ありと考えます。
そういえばおっしゃるように21日から25日あたりはメリマンの変化日ですね。週明けのNY市場あたりから株と金の下落が開始される可能性がありますね。株は指数でCFDの売りを追加しました。
ただ、今の日銀に特に実動部隊に前回経験者がさほど残っておらず(出世!?)やり方分かりますかね!? レートチェックなどの練習はしているようだが、疑問です。カバー出来ない時間帯はどうするなど弱腰と思いますが、まあ 管-白川会談を見守り、見極めたいですね(ここで管さんの出番です!)
ps:やまはくんさんはcdfも精通ですか。。。。
前回のようにリスク回避モードでドルが買われ続けるでしょうか!? 変な成功体験は残りますが、サイクル論に少し言及するならば ドルインデックスはそう上昇するとも思えませんが!?
そして米国のソブリンはまだ全く織り込まれていないので、逆になるケースもあり得ませんか_?
まあここ2、3年なあば中国の米国債の禁手が決め手かと。。。。
確かに介入はしばらくやっていないのでうまくできるかどうか。まあ、お手並み拝見です。
リスク回避モードになればドル高は間違いないです。キャッシュとして米ドル以上のものはないです。米国のソブリンリスクが言われるようになるのはドルインデクスが前回以上に高騰した後のことで、そこでドルインデクスが暴落するというダイナミックな動きになると考えています。
ほぉ ありえますね
米国債CDSも上昇してるし
無いものは返せね~いよいよ開き直るか?
ご返答感謝します。
という事はドルインデックスは前回以上に高騰とはどれくらい上昇するとお考えでしょうか!?
アルピーヌさん、
>米国債CDSも上昇してるし無いものは返せね~いよいよ開き直るか?
多分、チャラにする気満々だと思います。日本は渋々受け入れますが、中国はかなり抵抗するでしょうね!? じゃないと暴落は起きませんよね!?
私の最近の考えでは、結局、市場の心理だけで最後のドル安が来ると考えてますので、一時の危機心理が去ればもとに戻ると思います。ただ心理だけでも今回のユーロのように相当に売り込まれますからね。
ドルインデクスは来年92あたりまでの上昇を想定しています。その後数年後に70を割るという感じです。そしてその後ゆっくりとまた上昇に転じるという見込みです。