博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『琅琊榜』その5

2016年01月03日 | 中国歴史ドラマ
『琅琊榜』第25~30話まで見ました。

太皇太后の喪中にも関わらず、自らの宮殿で派手に宴会を繰り広げているということで梁帝の怒りを買い、太子は幽閉処分に。これで後継者争いは誉王の天下かと思いきや、靖王が郡王から親王に昇格し、更に寧国侯謝玉の管轄だった巡防営(都の防衛部隊)が靖王の手に帰したことで、靖王が新たな競争相手に。そしてこれまで誉王の相談役として振る舞っていた梅長蘇が、実は靖王を推していたことにも気付いてしまいます。


誉王蕭景桓を演じるのは、新版『三国』の周瑜などでお馴染みの黄維徳(ビクター・ホァン)。『三国』の時と比べてだいぶ老けました。


そして序盤から誉王の軍師をつとめるのが、こちら秦般弱。梁に滅ぼされた猾族の出身という設定。実のところここまで梅長蘇の掌の上で踊らされているという印象が強い人物ですが……

その秦般弱が有力者の邸宅等に張り巡らせていた情報網が、江左盟によって半壊に追い込まれ、たまりかねた秦般弱は姉弟子の隽娘に助けを求めます。彼女を江左盟のメンバーの一人童路に接近させて、いわゆるハニー・トラップを仕掛けようとしますが……

一方、梅長蘇は余興で地誌『翔地記』に批注を付けていたところ、それが靖王の目に留まって貸し出すことになりますが、その批注にうっかり母親に対する避諱を施していたことで、そこから自分の正体がバレないかと不安になります。幸い察しの悪い靖王は気付きませんでしたが、その靖王から『翔地記』を又借りした母親の静妃は、梅長蘇の正体が息子の幼馴染み林殊であることに気付いてしまった様子。

しかし静妃が息子に「何があっても蘇先生を信じるのよ?」と諭したり、息子に梅長蘇への手作りお菓子の差し入れを持たせてやったりしているのを見ると、何だか自分の推しカップルを成就させようとする腐女子のように見えてきます。

誉王は、例年自分か太子が担っていた被災地への振恤役(これが格好の汚職の温床となっていた模様)が靖王に取られてしまうと、秦般弱の助言を受け入れ、靖王を追い落とすため懸鏡司の首尊夏江と結ぶことを決意。夏江は13年前の「赤焔案」に靖王を巻き込もうと進言し……

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