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『大秦賦』その2

2020年12月14日 | 中国歴史ドラマ
『大秦賦』第7~12話まで見ました。


趙では外交で秦にしてやられた平原君が趙王に責められショック死。秦でも孝文王が即位三日にして急死し、いよいよ子楚こと荘襄王が即位。華陽太后の弟の陽泉君を差し置いてブレーンの呂不韋を丞相に据えます。


孝文王の死を知って笑いがこみ上げる呂不韋の顔が邪悪すぎるw 中の人は『楚漢伝奇』で韓信を演じていた段奕宏です。しかし商人出身ということでなかなか丞相としての信望を得られません。そこでまず上将軍の蒙鷔を味方につけ、彼のバックアップにより東周国征伐を成功させ、丞相としての威信を高めます。


蒙恬・蒙毅兄弟の祖父にあたる蒙鷔。中の人はやはりいろんな所で目にする于彦凱。最近では炎上版『封神演義』の黄飛虎などを演じています (^_^;)


ここらへんで嬴政も本役の張魯一に交替。ただ年齢的に数えで12~3歳のはずなので、親政開始まで若年の俳優を充てるべきだったという気が……

病気がちの荘襄王は嬴政を太子に据えようとしますが、華陽太后は自分の養女格の韓夫人の産んだ成蟜を太子に指名させようとし、更に嬴政が呂不韋の子であると謡言を流させます。そして宴の場で嬴政母子を侮辱させるような寸劇を演じさせ、挑発に乗った嬴政は俳優を刺殺。それを目にした荘襄王は嬴政と趙姫に謹慎を命じ、血を吐いて昏倒。華陽太后は重篤の荘襄王の身柄を抑え、クーデターを図ります。

何だか于正の『コウラン伝』みたいな展開になってきましたが、嬴政は蒙恬・蒙強兄弟によって宮中から脱出し、呂不韋のもとに逃げ込みます。そこで自分が呂不韋の子であるという流言に惑わされつつも最後は立ち直り、呂不韋・蒙鷔ら百官に加え、風見鶏的な動きをしてきた秦の王族たちの支持を得て監禁されていた父母を救出。晴れて父王から太子に指名され、華陽太后は監禁、太后一派は宮廷を追われ……というあたりで次回へ。

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