博客 金烏工房

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『太子妃升職記』その3

2016年02月19日 | 中国歴史ドラマ
『太子妃升職記』第17~24話まで見ました。

張芃芃さんは斉晟と対抗するための盟約を更に固めようと、九王の弟分にあたる楊厳と、自分の従妹にあたる張麗麗との婚姻を進め、楊厳とその父親の大将軍楊豫を盟約に引き入れます。


カッコつけのため、なぜかバットマンに扮して飛び降りる楊厳……

しかし結婚後も楊厳は九王といつも一緒なので、皇室一同が集う酒宴でイチャイチャしてる2人を目にして太皇太后は不審に思いますが、張芃芃はすかさず「あの2人は『基』(=ゲイ。中国語ではこう書く……らしい)なんですぅ」と耳打ちして納得させています (^_^;)

そして張芃芃さんは男児を出産。男性からいきなり女性にということで何となく懐かしの『らんま1/2』を思わせる設定ですが、生理や出産をネタにするあたり、かなり踏み込んでる印象を受けます。そして九王らとの盟約上の元来の計画では、斉晟を排除して九王を新たに皇帝として推戴するという話だったのが、段々我が子を後継に据えたくなってくる張芃芃さん。このあたり、自分でも知らず知らずのうちに発想が「中の人」張鵬ではなく、母親としてのそれになっています。

で、九王に皇位を諦めさせつつ、かつ盟約を継続させるために、お手製の刺繍を施した巾着袋をプレゼント。


刺繍のデザインの元ネタは絵文字の😂ですね 。

斉晟にも同様の、というかもっと刺繍の出来が悪い巾着袋を贈っていたのですが、その斉晟が九王の巾着袋を目にして立腹。とばっちりで侍女の緑篱を杖殺しようとしますが、お付きの宦官・強公公から事態を知らされた張芃芃さんは、彼女の命を助けるために太皇太后に緑篱と趙王との婚約を認めさせ、杖殺できない状況にしてしまいます。斉晟としては、張芃芃が詫びを入れたら杖殺を免除する腹づもりだった模様。このあたり男性相手に政治的な駆け引きしかできない張芃芃の怜悧さが仇になっている感があります。

そして彼女との間で心の通い合いなど期待できないと悟った斉晟は、またぞろ江映月に接近。屋外での酒宴で江映月改め蘇小柔(斉晟のはからいにより改名)を太皇太后や後宮の妃嬪たちにお披露目。


酒宴の舞台でなぜか孔雀の舞的なものを披露し、参列者をドン引きさせる「緑帽子」(=中国語で寝取られ男の意味)趙王。元妻江映月が斉晟とともに現れたことに動揺が隠せません……

かつ、九王らとの盟約で自分の排除を謀っていたことを知った斉晟は、ひと思いに張芃芃さんを殺害しようと寝室に足を踏み入れ……というところで次回へ。


まじめなシーンもいちいち構図がカッコいいw

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