博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

長白山

2008年10月17日 | 旅行・オフ会・展覧会
前々日の東北二人転鑑賞からの疲れが取れないまま、10月13日から長白山(白頭山、太白山)観光に突入。長春からバスに乗り込み、昼過ぎに長白山の麓に到着。途中で何回かトイレ休憩を挟みましたが、トイレは便器や仕切りなどが無い中国仕様です。長春に来て以来入ったトイレが漏れなく普通の洋式トイレだったので、すっかり油断してました…… 

麓から更にワゴン車に乗り換えて頂上付近の天池へ。もの凄い急カーブと振動が続き、酔い止めを飲んでなきゃ確実に死んでましたね(^^;) 更に道路にはちゃんとした柵が付けられておらず、運転手がうっかり運転ミスでもしようものなら奈落に真っ逆さまという実に心臓に良くない状況です……

で、どうにかこうにか天池へと到着。天池というのは下の写真の通り長白山の火山口に水がたまってできたものです。そう、長白山は火山なんですね。



しかし山頂付近はあたり一面雪景色で、風もかなり強いです。麓のあたりの気温は長春と変わらないのですが、さすがにこうなると防寒具を着込まないと辛い状態です。で、天池付近で中国と北朝鮮の国境標識を発見。



雪に埋もれて国境線がはっきりと分からない状態ですが、我々は北朝鮮領へと一歩足を踏み入れたようです(^^;)

で、再びワゴン車に乗り込んで麓へと戻ったわけですが、麓付近の案内板をよくよく読むと、何だか不可思議なことが書いてあります。



下から3行目の真ん中あたりからの文章を拾い出してみると「近幾年、天池怪獣在南景区方向頻繁出現、給南景区更増添了神秘的色彩」なんて書いてあります。すると何ですか、天池にもネッシーみたいなのがいるってことですかい(^^;)

2日目は午前中に長白山の麓付近を散策してから帰途に就き、夜遅くに長春へと到着しましたが、旅のハイライトはバスの車窓から見た鴨緑江。下の写真の向こう岸は北朝鮮です!



バスガイドが「ここから鴨緑江が続き、川の向こう側は北朝鮮領です」というようなことを言った途端に車内は騒然となり、写真撮影のラッシュです。おまけに向こう岸で人の姿が見えようものなら「おおっ!」とどよめきが沸き起こる始末(^^;) まるで珍獣か宇宙人みたいな扱いですが、中国人にとっても北朝鮮人は謎の存在であるようです。
コメント (12)
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