博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

瀋陽3日目 九・一八歴史博物館

2008年10月04日 | 旅行・オフ会・展覧会
今日は11時25分発の動車組(中国版新幹線)に乗って帰らなければならないので、あんまりゆっくり観光できないのですが、柳条湖事件の跡地に建てられた九・一八歴史博物館に行ってみることに。

ちなみに何でそんな中途半端な時間の切符を取ったかというと、それしか取れなかったからです…… 聞いたところによると長春は南方からハルピンに移動する中継点になっているので、長春から瀋陽方面は比較的切符が取りやすいのですが、逆方向は取りにくいとのことです。

博物館は旧館と新館とに分かれているのですが、旧館の方はこんな物々しい建物です(^^;)



現在は新館のみ見学できるということですが、時間の都合と展示内容が大体予想できるので中には入らず周辺のみ見物して帰ることに。下の写真では看板の裏側で電車が走ってますが、当時と同じ路線なんでしょうか?



帰りの動車組もやっぱり九・一八歴史博物館の横を走って行きます。今回は行きと違って日本の新幹線と同じく横一列の座席なんであまり交流できないかなと思いきや、隣に座っている若夫婦と幼児・赤ん坊が何だか日本語で会話しているみたいですが…… 「あのう、日本人の方ですか?」と聞いてみると、日本に滞在していて中国に帰郷中の中国人の一家とのこと。まあ、色々な出会いがあるもんです(^^;)

今回は切符の都合などもあってかなり急ぎ足の観光になってしまったのが反省点ですね。11月の北京旅行ではもう少し余裕をもって行きたいところですが……

なお、今回の旅行で撮った写真の大部分はmixiのフォトアルバムにアップしておきました。「全体に公開」にしてますので、マイミクでない方もmixiに入っていれば見られるようになってます。
コメント (10)
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瀋陽2日目 張氏帥府博物館

2008年10月04日 | 旅行・オフ会・展覧会
ついで瀋陽故宮の近くにある張氏帥府博物館へ。ここは張作霖・張学良父子の邸宅跡です。『地球の歩き方』には入場料36元とありますが、実際は隣にある趙一荻(張学良の妻)の実家跡と瀋陽金融博物館(張作霖が設立した辺業銀行の跡地)と抱き合わせで50元です。

で、例によって張学良の銅像がお出迎えです。張作霖の像でないところがポイントですな。



見所は大青楼などの建築物です。



下の写真は小青楼の1階、爆殺事件の後張作霖が運び込まれて死亡した部屋。先日行った長春の偽満皇宮博物院も建物の中の雰囲気はこんな感じでしたね。



建物の中では張学良の遺品展なんてのもやってましたが、彼が亡くなったのは2001年なので、遺品と言ってもミッキーマウスの顔がついた帽子とか普通のジャージとか、大層ありがたみのないものばかりなわけです(^^;)

敷地の奥には関帝廟があり、張作霖一族の木主(位牌)や張作霖と16人の義兄弟の金蘭符(義兄弟となった証のお札)が保管されていました。

ここを出てから西側の紅楼建築群を見忘れたことに気付きましたが、チケットの裏の解説をよくよく見ると現在は公開されていないらしく、順路にも入っていないみたいです……

ちなみにここでは先日行った長春の偽皇宮と同様、解説パネルの一部に日本語の説明が付けられてますが、正直ここに来る日本人の割合と瀋陽故宮に来る日本人の割合はそう変わらないと思います。(瀋陽故宮の方には日本語の解説がありません。おまけに日本人の団体客にも遭遇しました)

金融博物館の方は入り口が当時の銀行の様子を再現した蝋人形館になってます。



2年前に北京に来た時も思いましたが、こっちの人って本当にこういう蝋人形が好きですねえ。しかもこの部屋には普通に警備員や掃除のおばさんがいたりするので、蝋人形だと思った人が急に動き出したりして何が何だか分からなくなってきます(^^;)
コメント (2)
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