博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

長白山と張紀中インタビューと

2008年10月07日 | 留学
今月11・12日にこちらで古文字研究会設立30周年記念大会が開催されまして、有名な研究者も来るらしいというので楽しみにしていましたら、今日の大学院の講義で翌13・14日にその大会のおまけとして長白山ツアーが開催されることが判明。

で、指導教授から我々留学生もそのツアーに誘われてしまいました。おそらくバスツアーなので山歩きはそんなにしなくて済みそうですが、何せ山中でえらく寒い所なので「毎日午前中に中国語の授業がありますので」と婉曲に断ってみましたが、教授から笑いながら「そんなのかまわないじゃないか!」と言われてしまいましたので、どうやら行かなくはならないみたいです(^^;)

で、本題。気が向いた時にこちらの新聞を買ってますが、先週の『南方周末』に張紀中のインタビューが載ってました。

『神雕侠侶』のキャスティング時に、主役を黄暁明・劉亦菲のコンビにしようとしたらスポンサー筋がダメ出しして、小龍女役に周迅や舒淇の名前が挙がったとか、張紀中が『鹿鼎記』原作の大幅な修改に反対して金庸がそれを聞き入れたとか、色々面白い話が載ってます。

中でも注目は5月に放映されたドラマ版『鹿鼎記』の検閲についてです。韋小宝と7人の妻に関する描写だけではなく、ロシアに関する場面もやはり検閲対象となっており、丸々削除せざるを得なかったとのこと。雅克薩(ヤクサ)城の名前すら出せなかったということですが、理由は今日の中露友好を考慮した結果となっていますね。てっきりソフィア皇女とのエロ場面が問題になったのだと思ってましたが(^^;)

金庸先生はこの件に関して未だコメントを発表していないとのことですが……
コメント (4)
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