博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

李国立版『射英雄伝』その4

2008年10月25日 | 武侠ドラマ
『射英雄伝』第22~28話まで見ました。

師匠との約束をタテに自分に降龍十八掌を教えない郭靖に不信感を抱き、また父母の仇だからと無条件に完顔洪烈を殺す気になれない楊康。しかし洪七公に弟子入りしたいとか言ってる割には丐幇の乞食達を冷たくあしらってみすみす洪七公に弟子入りする機会を逃しているんですよねえ。

このあたりは例によってオリジナルエピソードなんですが、もう一つオリジナルと言えば欧陽克の母親が登場し、欧陽鋒と浮気した事情を語ってくれます。要するに言い寄ったのは母親の方で、欧陽鋒は頭の中が武功のことで一杯で女のことなんかハナから眼中に無いというタイプ。浮気をしたのも彼女が蝦蟇功を教えてくれると言ったから。で、蝦蟇功を修得した後は彼女に見向きもしなくなったそうな。

母親は欧陽鋒の気を惹くために蝦蟇功を修練し、副作用で顔が醜くなってしまったというどこかで聞いたような話も披露されます(^^;) しかし原作からは欧陽鋒の方も乗り気だったような印象を受けるのですが……

それにしても白駝山荘の召使いはことあるごとに主人に殺されたり毒蛇の実験台にされたりしているのに、なぜ一人もいなくならないのでしょうか?よっぽど給料がいいのか、それとも借金のカタに売られてきたのかといらん想像をしてしまいます(^^;)

で、桃花島での郭靖と欧陽克との花婿争いに突入するわけですが、欧陽克が黄蓉に求婚したのはあくまでも黄薬師から『九陰真経』を伝授してもらうのが目的で、心の奥底では穆念慈のことを思っているという設定になってますね。その穆念慈は穆念慈で金に潜伏している(ということになっている)楊康をストーキングしてその所業に勝手に心を痛めたりしているわけですが……
コメント (2)
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