博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

翻訳者の責任

2008年06月08日 | ニュース
「スタンダール『赤と黒』 新訳めぐり対立 『誤訳博覧会』『些末な論争』」(Yahoo!ニュース)

光文社古典新訳文庫の『赤と黒』が専門家のした仕事とは到底思えないということで物議を醸しているという話ですが、こういうニュースを見ると、外国文学の翻訳というのは決して簡単な仕事ではなく、翻訳者の責任は重いのだと認識すると同時に、これでこれだけ責められるなら、某氏編訳の『封神演義』とか『聖白虎伝』は一体どれだけ責められることになるんだろうとか思ってしまうわけですが(^^;)


コメント (3)
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大河ドラマの題材

2008年06月08日 | 雑記
武藤臼さんの『むとうすブログ』にて、2010年の大河ドラマが『龍馬伝』に決定したというニュースに関連して、保科正之や塚原卜伝・藤堂高虎らの大河ドラマ誘致が進んでいるという話題が取り上げられていますが、揃いも揃って戦国~江戸初期の題材なのが何とも…… 

正直この時代とか幕末に絡んだ題材なんてもう飽き飽きです。そんなもんは民放の年末年始特番とかに任しておけばいいんですよ!他の時代で保科正之とかよりもずっと有名人で、しかも大河の題材になっていない人物なんていくらでもいるでしょうに。

個人的には藤原道長とか平将門・足利義満・最上徳内あたりをドラマ化してほしいなあと。(あっ、でも将門はずっと昔に大河になってたんでしたっけ?)藤原道長は甥で政敵の藤原伊周を追い落とすあたりから主人公が急速に悪人化していくのがナンでしょうか(^^;) 

最上徳内はやたらと浮き沈みの激しい人生を送っているうえに(詳細はWikipediaの項目でも参照してください)、田沼意次・松平定信・シーボルトといった有名人が関わってくるほか、上司の近藤重蔵や松平忠明などアクの強いキャラが脇を固め、充分に1年分のネタを提供できる題材だと思います。江戸中期から後期にかけての時期って、意外と大河になっていなんですよね……

聖徳太子や藤原鎌足などはNHKでそれぞれ単発でドラマ化されてますが、改めて大河で作り直して欲しいなあと思います。近現代物では『小説吉田学校』も是非大河化して欲しいところ。(しかしこれは当事者やその子供が生きてる間はさすがに無理か……)

今年に限っては源氏物語千年紀に合わせて『源氏物語』を大河でやるという手もあったのでは。王朝物なんてNHKでしか出来ない題材ですし。
コメント (9)
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