博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『鹿鼎記』その7

2008年06月24日 | 武侠ドラマ
サンテレビで放映の『還珠姫』ですが、本日で最終回を迎え、明日からは台湾ドラマ『ラベンダー』を放映とのこと。残念ながら今回は第1部のみの放映でした。

しかしこのドラマと『鹿鼎記』って、バリバリの庶民がうっかり宮廷に入り込んで皇帝に気に入られるという基本設定は一緒のはずなのに、主人公の性別が違うだけでここまで受ける印象が違ってくるもんなんでしょうか(^^;)

で、『鹿鼎記』第38~44話まで見ました。

揚州から北京へと帰還した韋小宝ですが、自らの屋敷に天地会の面々や華山派の帰辛樹一家が押しかけ、康熙帝を暗殺しようと言い出すもんですから心穏やかではいられません。韋小宝はあの手この手で帰辛樹一家による暗殺を阻止しますが、今度は康熙帝から自分が天地会の幹部であることを暴露されてしまい……

ということで物語が終盤へと差し掛かり、舞台も揚州から北京、そして神龍島・通喫島へとめまぐるしく変わっていきます。神龍教の内輪もめと洪教主の死はいろんな意味で壮絶すぎて、ひたすらポカーンと口を開けて見てました(^^;) 陳近南の死は、これまで韋小宝が師の陳近南を父親と重ね合わせるシーンが何度となく描かれていることもあってかなり情感が込められていましたね……

おまけ。韋小宝が母親と話しているシーンで出て来るバナナ。



この手のドラマでたまにこんな具合にバナナが出て来ることがありますが、前近代の中国でも現在のようにバナナは一般的な果物だったんでしょうか。そう言えば『連城訣』のドラマでも木主(仏教でいう位牌)にバナナがお供えされているシーンがありましたが……
コメント (7)
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