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「半分、青い」最終回

2018年09月29日 23時27分57秒 | テレビ

 NHK 朝の連ドラ「半分、青い」が今日終わった。漫画家をやったり、100円ショップをやったり、五平餅を売ったり、扇風機を作ったりと、結局何がしたかったのかよくわからないヒロインではあったが、最後は律と結婚するのだろう。つまりこれは、幼馴染の男女が人生でいろんな回り道をしながら、長い時間を経て、最終的には40歳頃になって結ばれる、という物語だったのだ。典型的なハッピーエンドであり、いい最終回だったと思う。
 私が問題視していた東濃地方の方言だが、終盤になって登場人物たちは少しずつ上手くなっているのが分かった。ネイティブの東濃弁には程遠いのだが、明らかに当初の頃よりはましになっている。最初は方言指導が一体何をやっているのかと思っていたのだが、おそらくこれは方言指導だけの責任ではなく、役者が言葉になれるかどうかという問題もあったのだと思う。関東とも関西ともアクセントが微妙に違う岐阜の方言を、他の地方で育った役者さんたちがスムーズに喋れるようになるには、やっぱり時間がかかったということだろう。
 それから脚本家である北川悦吏子が、東京暮らしが長すぎて、自分が育った地方の方言を完全に忘れてしまい、台詞に表現できなかった、という可能性もある。肝心の台本に東濃弁が上手く表現されていなければ、方言指導とてどうしようもない。
 もっと正直に言えば色々と不満の残るドラマではあったが、岐阜県東濃地方と言う超マイナーな地域を題材として使ってくれたことには感謝している。しかも NHK の朝の連続テレビ小説だ。なおかつヒロインは、私と同学年という設定である。こんなドラマは、これから先一生待っても出てこないであろう。この連ドラにより、岐阜県の存在が多少は全国的に知られるようになったと信じたい。
「半分、青い」半年間ありがとうございました。

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