Wilhelm-Wilhelm Mk2

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健介と獄門島

2013-09-05 | Weblog
健介暴行:健介がその輝かしい経歴(塩歴も凄い)とは裏腹に、先輩同僚後輩から総スカンを食らっているのは有名な話。新日の塩時代に長州の子分として壮絶なシゴキをやっていたのだ。まあその長州とも結局ケンカ別れしてしまうのだが。今は家族と共にユルキャラで売ってるのに、まだ裏では後輩シゴキ続けていたとは・・・もしかしてステロイドの副作用?
・ステロイド:今は知らないが、一昔前は小兵選手が体を大きくするのにステロイドを使うのは当たりまえだった・・・・らしい。ジュニアヘビーなのに、海外遠征から帰ってきたらムキムキヘビーになっていたという例はよくあった。ステロイドは脳にダメージを与えて感情のコントロールが出来なくなるという副作用があるのだが、その副作用で引退後に苦しんでいるレスラーが沢山いるというのはアメリカで問題になっており、現在WWEではオリンピックなみにドーピング検査をして、使用が発覚したら即クビとしている。5年ほど前にクリス・ベノアという日本で修業経験のあるトップレスラーが、自宅が家族を殺して自殺するという悲惨な事件があった。このクリス・ベノアはジュニアの身長だったが、ボディービルダーのようなカチカチの筋肉でいかにもステロイド使用者に見えた(ベノアの事件は障害のある息子を悲観してとか、長年の脳震盪のダメージとか色々と言われているが、最初に話題になったのはやはりステロイドだった)。健介の体はそれほどマッチョではないが、背は低いので、昔どこかで使ったこともあったのかもしれない・・・なんて想像する。今回の告白にあるような突発的な暴力が日常的だとしたら、副作用を疑ったほうがいい。そうでなければ極端に育ちが悪いのだろう。
・オリンピック:トルコでいいのではないか?イスタンブールはコンスタンチノープルという東ローマ帝国の首都だったという深い歴史もあるし、地理的にも東西の架け橋だから大会のテーマが作りやすい。東京は二度目だし原発処理がまったく片付いてないというよりも悪化の一途を辿っているのだから、自分から引き下がるべきだと思うね。それにしても猪瀬知事には華がない。いつも怒っているようなあのしかめっ面、もう少し柔らかくて背の高い人を出すべきだ。
・獄門島:ブックオフでフラッと買って、ザザッと読んでみた。映画かテレビドラマを観たことがあるので、犯人は最初からわかっている。そのためか殺人トリックよりも閉鎖的な孤島の人間関係の描写のほうを楽しんだ。犯人は島を仕切っている3ボス(僧侶と村長と医者)なわけだが、「最後に得をしたものが犯人」という法則をあてはめると、清き乙女役の早苗っていう女性が真の黒幕だったのでは?と穿ってしまう。本家の跡取り長男が戦死したため、復員してくるという継承2位の早苗の兄(跡取りの従妹)に跡を継がせようと、邪魔な本家の3人娘(ちょっと頭が弱い、雌猫とかゴーゴン姉妹と表現されてる)が消されるのだが、実はその兄も戦死していたことがわかり、最終的に本家の血脈は早苗のみとなってしまうというオチ。兄の死が早くに伝わっていたら、血脈保存のためにたとえ頭が弱くても3人娘は殺されなかったわけで、もしかして早苗は兄の死をいち早く感づいており、自分が本家を継ごうと企んで僧侶たちの実行を手助けしていたんじゃないか?とか思ったけど、時系列やアリバイでそれはないということを確認した。ちょっと穿ちすぎたか。