Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

打ち止め

2009-11-25 | Weblog
徒然

 本番:今年の合奏活動が終了しました。素晴らしい演奏会だったと思いますが、個人的には色々と悔やまれるというか、今更ながら力量不足を感じました。技術的に追いついていない部分も多々あるのですが、自分(達)の出している音が、客席側にどのくらい届いているのかの感覚がないためか、必要以上に弾き過ぎて自爆する傾向にあるように思えます。練習と本番の音響格差も大きいのですが(練習では聞こえないといわれ、ホールではやかましいといわれる)、「結果のイメージの確立」ができていないことが最大の問題かと。まだまだ「出たとこ勝負」な部分が多いように思えます。練習不足は否めません。個人的にはHaydnが一番良かったのではないかと思います。あとはメインScottishのコーダ。年老いた指揮者が「さあ唄え」とニコニコ顔でこちら側へ手を拡げた姿は忘れないでしょう。
 今回の演奏会では改めて「この曲はこう演奏するべき」ではなく「音楽としてどう表現すると素敵なのか」ということを教えられました。人間誰でも食事の「美味しい・不味い」はストレートに表現できると思います。不味い料理を前にして「これは歴史的にみて正しい料理である」と擁護する人はいないと思います。しかし音楽に関してはどうしても知識先行で頭でっかちになりがちです。話は逸れますが、最近子供が音楽を聞くと膝をガクガクさせたり体を揺すったりするようになりました。音楽を楽しむということは人間の本能であることを思い知らされます。楽器とかクラッシック音楽とかいう枠にとらわれず、もっと自由に音楽を楽しもうとする姿勢をもつと、行き詰まった部分から解放されるのではないかと思ったりしました。