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衆愚政治・太陽光発電・AO入試

2009-11-06 | Weblog
 「昔は非難しましたが、立場が変わったので引っ込めます」連日怒濤の方向転換に開いた口が塞がりません。人間として恥ずかしさを感じないのだろうか?「秘書のやったことなんです。私は知りませんでした」この手の言い訳を先頭になって叩いていた人が同じ台詞を国会で吐くとは・・・。でも選んだのは国民ですから、国民の責任ですね。衆愚政治のど真ん中。

 太陽光発電が何だか「義務化」しそうな流れですが、今飛びつくのは馬鹿だと思いますよ。とにかく効率が悪すぎる。そして導入費が高すぎる(200万!)。余剰電力を売ることでいずれは元が取れるというけど、パネルの清掃、修理等を考えたときに果たしてそれは本当なんですかね?ある試算では現実的には20年以上使用してやっと元が取れるともいいます。新型のパネルが出来た時、バージョンアップ的に交換してくれるのですかね?またゼロから買い直しとかではとても普通の家庭はやっていけませんよ。

 眞子様がICUに合格したとか。学習院は廃校になるんですかね?皇族の行かない学習院って存在価値ないですよね。で、なんでこんな時期に?と思ったらAO方式、所謂「自己推薦」なんだとか。今では大學入学者の半数がこのAO入試による選抜者なんだそうです。私立だけかと思ったら国立大学も東大等の難関大学以外には導入されているそうです。驚きました。「多様な人材を集める」というけど、何をもって「多様」と言うんですかね?賢いものからボンクラまで揃っていることが「多様」なんですかね?「大学経営」という観点では、早い段階で「お客さん」を確保できるからいい制度なんだとか・・。ああ世も末ですね。学問・教養の最大の牙城である大學が会社化してどうするのかと・・・。なんのために大学が存在するのか根本から考え直したほうがいいと思います。私としてはドイツを見習って大学はごく一部のエリートがいくもので、それ以外は職業訓練学校に行くというスタイルがベストだと思います。しかし「揺り戻し」も来ているようです。公立高校の推薦入試を多くの県が見直し、もしくは廃止の方針で動いているようです。理由は「推薦入学者の学力は中学レベルさえも怪しいから」だそうで・・・。そんなの最初からわかってることだろうに。まあこういう方針転換も文科省とか教育委員会の中でも内部抗争の結果なんでしょうけど。私の母校もこの推薦枠で多いに学力が減じたと言われてます。びしっと実力主義にして復活して欲しいものです。以下、Wikiからの引用(AO入試の課題点)

 当初の「多様な人材の確保」、「意欲のある人材の確保」というAO入試の「建前」 とは裏腹に、「AO(アドミッション・オフィス)」が「ALL OK(オールオケー入試)」になっている実態がある。現に、推薦入試やAO入試の入学者は、全体の4割を超す約26万人にまで膨らみ、このうち約23万人が学力検査を経ていないとされる[1]。 こうしたことから「AO・推薦入試」が「大学生の学力低下の元凶」との認識が広まりつつあり、日経新聞は社説の中で、「形ばかりのAO入試など学力軽視の選抜をやめるべき」と主張した[17]。また、教育評論家の和田秀樹氏は、「建前上は、多様な学生を集めるためのものだが、有効に機能しているとは思えない。」、「推薦組、とくにAO入試組の低学力が、各大学で問題」であるとし、大学生の学力低下の原因を「推薦AO入試の激増」にあると指摘している[2]。
 実際、政府も「中教審(中央教育審議会)」や「教育再生懇談会」の場で、「AO・推薦入試」が、「大学生の学力低下につながっている」と問題視しており、学力を担保するために、最低限、新たに設ける学力試験「高大接続テスト(仮称)」を実施すべき[1][3]との検討がなされるに至っており、ここに来て、AO・推薦入試に対する否定的な評価も目立ちはじめ、安易な制度の濫用に対する反発も見られる。