今回の宇多田陣営は、とんでもない間違いを犯してくれたもんだ!
『Simple And Clean (Re-Recording)』を!
なぜに!
『SCIENCE FICTION』本編に入れなかったのだ!?
不意打ちにとんでもないトラックを用意しといてくれてたぜ全く。このインパクトを考えれば確かに、2枚組アルバムの中の何十分の一として聴かされるよりこうやって単独で触れれたのは、そりゃ我々は幸運で幸福だけれども! これからの未来のリスナーたちはまたもアルバム未収録曲となったこのトラックに容易に辿り着けなくなったではないか! 「とんでもない間違い」とはそこなんですよ。
オリジナルの『Simple And Clean』も結構不遇の時代が長かった。最初に収録された2003年1月発売のシングル盤『COLORS』は年間3位の特大ヒットだったからかなり多くの人々の手に渡ったとは思うが、シングル買った人がカップリングをそこまで気にかけてくれるとは思わない。『Can You Keep A Secret?』は2001年々間第1位の特大ヒット曲だけど、カップリング曲が何だったかすぐ言える?(ちなみに『蹴っ飛ばせ』です)
最終的には、というか今だと「一旦は」になるのか、2009年5月発売の『This Is The One』に漸くボーナストラックとしてではあるがアルバム収録されて『Simple And Clean』は落ち着く場所を得た。現在日本の配信ではアルバム『DEEP RIVER』のボーナストラックで聴けるようだが。そこに落ち着くまでに6年以上の歳月を費やしたわけだ。
このたびの『Simple And Clean (Re-Recording )』』も同じように“アルバム迷子”になりやしないかともう心配になっちゃっててね。リリースして1時間でそんな心配の方に気が向くほど、トラックの中身は文句無し過ぎてな。絶賛するしかないのなら、是非1人でも多くの未来の宇多田リスナーたちに滞りなく触れて貰って欲しいと、思っちゃいましたよ。
なので、出来ればとっととこのトラックは次のオリジナル・アルバムに収録して欲しいと願わずにいられない。なんならもうオープニング・トラックでもいいくらい。そう、この『Simple And Clean (Re-Recording)』は、アルバム『SCIENCE FICTION』に続く次のオリジナル・アルバムの超々先行シングル曲なのでありました! …って、流石にそれは妄想が過ぎるけど、SFツアーチケットの綾鷹枠発表に沸き立つ中で「既存曲のリミックスか。日本語バージョンはもう聴いてるんだしあとで聴けばいいかな。」とか油断するリスナーが出て来てる恐れがあるので(ほんとさっきから要らん心配ばっかやな…ちょっとは目下大変極まりないイランの心配もしたれや…(それもどうなんだ))、なんとか継続的にアピールを続けて欲しいところ。
海外については心配要らないだろうね。『Simple And Clean』は『Come Back To Me』と並んで英語圏ではいちばんの人気曲だしな。キングダムハーツ様々ですわ。
というわけで、万が一まだ聴いてないという方がいらっしゃったら、取り敢えず今週は綾鷹そっちのけでこっちだから! これを聴かずにSFツアーは始まりませんよ、えぇ。
これ、もしかしたら日本のライブでは『光(Re-Recording)』を歌って台北香港2公演ではこの『Simple And Clean (Re-Recording)』を歌うのかもしれないね。となると、映像商品の円盤限定特典ボーナストラックは台北香港でのこの曲のパフォーマンスで決まりだな! 、、、と、どこまでも四方八方に妄想が膨らんでいくほどにこのトラックはイマジネーションを刺激する力を持ってるのですよ…ホント、うん、まずは一回聴いてみてね⭐︎
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