無意識日記
宇多田光 word:i_
 



「わぁい、ヒカルの生の声が聞けるぅ!」としっかりシンプルに喜んだ上で言わせて貰えれば。

サブい。何なんだこのノリは。

随分と姐さんとして慕われてきたのにここに来てパイセンかよ。なんだよそれ「ちょっとお時間よろしいですか?」じゃねぇんだよまったくよ。


えぇっと。

新曲2曲がシリアスで格調高いもんだから相変わらずの親しみやすい空気を作ろうって算段だろうが、そうやって繕えば繕うほどやっぱり重いのかなと思ってしまう。明るい人にも色々あるが、ヒカルの持つ明るさはそのまま影の濃さでしかない。ウチのように毎日ジメジメした日記を書いているような人間の方が、案外何も背負っていないものだ。ヒカルは、重い。

それはそれとして。早速沖田さんが幾つか質問をしてヒカルが答えてくれたので素直にそれを見ていく事にしよう。

生楽器が増えた理由。端的に言えば「コミュ障が改善されたので」となる。まぁ本当にそうなのだろうが、何というのだろう、人とコミュニケーションを取るのが苦手だったというよりは、専門用語を含め“ミュージシャンとのコミュニケーションの仕方”を学んだ、という至ってストレートな話な気もする。性格の改善より知識と経験。あと、機械を使ってもテンポや音程は幾らでもズラせるし、予想外の事だって起きる。ただ、人間がやった方が何百倍も早い。人の人生を借りてくるのだから当然だ。

で、この流れだといつか「バンドを組もう」という話になりそうだ。ヒカルの事だから「どう?私とバンドをクマない?」と誘う事だろう。バンド名は「LIGHT(E)NING BEARS」、
「ひかるくま」で決まりだな。いや決まるなよ。ちゃんと考えてくれよそこは。

声が変わったか。『妊娠をきっかけに前より健康的な生活習慣も身についt』待て。妊娠したの一昨年の夏とかだろ。2014年。それまで4年間近くあって生活習慣改善しとらへんだんかい。ちゃんとやりなはれや。やはり子育て恐るべし。ヒカルが健康的な生活習慣を手に入れるとは。ありがとうダヌパ。君のお陰でヒカルが健康だ。何よりも欲しいものを君はくれた。まだ0歳児なのに既に大きな大きな一仕事。君はもう既に大物だよ。

あ、でもいちばんの理由はヒカルの言う通りミキシングの違いだと思います。ヴォーカルの解像度がぶっちぎりで過去最高です。凄い腕。いいエンジニアを雇ったものだ。

好きな歌詞の一行。2曲とも多分、私当てられなかった一行を持ってこられた。なんか、作詞者をちゃんと理解できてない感が半端じゃないんだが敢えて気にしない、気にしないぞぉ。そんなの気にしはじめたらこんな日記一筆も書けなくなってしまうからな。


こうしてる間にも次々ヒカルパイセン宛ての質問や相談が舞い込んできているのだろうか。返信貰えると、嬉しいもんだぞ。ただ、経験者として言わせてもらえれば、ヒカルパイセンに質問して本気で答えて貰いたい人は、予めリツイートとハートのメール通知をオフにしとけ。またたクマに何百とリツイートされるから。まぢで気をつけて下さいなっと。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




「とと姉ちゃん」第21回では結局松竹騒動は長谷川が原因て事で決着してた。包装紙問題に触れれる尺はなかったようだが、そういう所が気になり始めると視聴者が離れる。もうちょっと丁寧に作り込みたいところ。

ピエール瀧についても、竹客謝罪に激怒するのであれば予め「弁当作りには没頭するが商いには疎い」風なエピソードがひとつ欲しかったな。それがないとただ怒鳴り散らすおっさんでしかなく視聴者が感情移入しづらい。という訳で、常子が森田屋に気に入られるという大枠の意図は掴めたが全体的に雑なせいでいまひとつ感情移入しづらい。このままだと視聴率は落ちるだろうがそれも、前に触れた通り想定の範囲内なのでのんびり構えておく事にしよう。

でもいちばんの問題はあれだ。シベリア食ってた時の白い息問題。ぼーっと見てたのでぼんやり冬かなと思ってたよ。編入試験前だから夏なのか。脚本や演出については才能の問題だが、これは対処できるだろ。氷食えとは言わないが、こういう所が雑だと積み重なる。小さいうちに摘み取っておきましょう。

ただ、役者陣の芝居はなかなかに堅実で好印象。そういった粗をある程度カバー出来ている。大地真央のマンガみたいな存在感も意図的だろう。還暦なんだって。恐ろしい。


いい息抜き(笑)。


さて前回のエントリーは我ながら詰め込み過ぎた。数千本日記を書いてきたが密度としてはトップクラス、というか概略を伝えたいがために細部は端折りまくった。意味がわからない、という読者も在りそうだ。私だってそうだもの。これから敗戦処理として勝てぬ戦に身を焦がし続けようと思う。焦土作戦だな。

いちばんきがかりなのは旧世紀版エヴァンゲリオンのネタバレである「綾波レイは碇ユイのクローン」の部分をあっさり書いちゃった事である。よかったのかな。ここで初めて知った人が居るとしたら、大変申し訳ない。ごめんなさい。これ、今世紀版では活きてる設定かどうかも定かではない。なにしろレイちゃんシンジにぽかぽかしちゃってるからな。アスカは暴力的にポカポカしてて、しかし名字が違っていたりして。まだ終わっていない物語に対してどう向き合うかは難しいが、『真夏の通り雨』の解釈が成立すれば恐らく、両世紀のエヴァンゲリオンを総括する事は一気に容易くなる。同作に興味のある方は是非同曲の歌詞を読み込んでうただきたい。きっと新しい発見が、あることだろう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )