「とと姉ちゃん」第21回では結局松竹騒動は長谷川が原因て事で決着してた。包装紙問題に触れれる尺はなかったようだが、そういう所が気になり始めると視聴者が離れる。もうちょっと丁寧に作り込みたいところ。
ピエール瀧についても、竹客謝罪に激怒するのであれば予め「弁当作りには没頭するが商いには疎い」風なエピソードがひとつ欲しかったな。それがないとただ怒鳴り散らすおっさんでしかなく視聴者が感情移入しづらい。という訳で、常子が森田屋に気に入られるという大枠の意図は掴めたが全体的に雑なせいでいまひとつ感情移入しづらい。このままだと視聴率は落ちるだろうがそれも、前に触れた通り想定の範囲内なのでのんびり構えておく事にしよう。
でもいちばんの問題はあれだ。シベリア食ってた時の白い息問題。ぼーっと見てたのでぼんやり冬かなと思ってたよ。編入試験前だから夏なのか。脚本や演出については才能の問題だが、これは対処できるだろ。氷食えとは言わないが、こういう所が雑だと積み重なる。小さいうちに摘み取っておきましょう。
ただ、役者陣の芝居はなかなかに堅実で好印象。そういった粗をある程度カバー出来ている。大地真央のマンガみたいな存在感も意図的だろう。還暦なんだって。恐ろしい。
いい息抜き(笑)。
さて前回のエントリーは我ながら詰め込み過ぎた。数千本日記を書いてきたが密度としてはトップクラス、というか概略を伝えたいがために細部は端折りまくった。意味がわからない、という読者も在りそうだ。私だってそうだもの。これから敗戦処理として勝てぬ戦に身を焦がし続けようと思う。焦土作戦だな。
いちばんきがかりなのは旧世紀版エヴァンゲリオンのネタバレである「綾波レイは碇ユイのクローン」の部分をあっさり書いちゃった事である。よかったのかな。ここで初めて知った人が居るとしたら、大変申し訳ない。ごめんなさい。これ、今世紀版では活きてる設定かどうかも定かではない。なにしろレイちゃんシンジにぽかぽかしちゃってるからな。アスカは暴力的にポカポカしてて、しかし名字が違っていたりして。まだ終わっていない物語に対してどう向き合うかは難しいが、『真夏の通り雨』の解釈が成立すれば恐らく、両世紀のエヴァンゲリオンを総括する事は一気に容易くなる。同作に興味のある方は是非同曲の歌詞を読み込んでうただきたい。きっと新しい発見が、あることだろう。
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