一口に英国の音楽といっても、ロンドンフィルもあるしUKヒップホップもあるしUKロックもあるしUKソウルもあるし、要するに何でもあるのだが光だったらどこらへんに吸い寄せられているだろうか。現地の人たちだってどこで何をやってるかを全部把握しきっているのではないんだし、光がどうやって出会いに巡り会っているかを想像するのは難しい。
実際に10年2月にロンドンでロンドンに住んでみたい宣言をしていた訳で、普通こういうのは大体社交辞令なんだが光の場合有言実行してしまった。毎度ながら"案外そのまんま"である。これがどれ位パーマネントになるか、だが勿論現時点ではロンドン居住は未確認情報で確証はないのだが本格的に拠点のひとつにするのであればどこかしらで正式に公表するだろう。でないとやりづらぁてしゃあない。
となると。これで東京NYロンドンの3ヶ所に居を構える事になるのだろうか。二足の草鞋生活から一歩踏み出してトライアングルな生活に踏み出す? 2つの事を同時並行する生活には慣れているだろうが、3つとなると何だか想像がつかない。いや、何やら急に難解になるような。
"第二の故郷"という言い方はよく見掛けるが、"第三の故郷"となるとなかなかお目にかかれない。どうも確かに、しっくり来ない感じがある。
3つのものから1つを選ぶときの手間暇は、2つのものから1つを選ぶときの手間暇の2倍になる。1.5倍ではない。選択とは、正確には2つのものから1つを比較する行為を繰り返す事だからだ。AとBとCのうち、AとBを比較してA、そのAとCを比較してC、という風に。しかも、稀にここでCとBを比較してB、という可能性もある。所謂"三竦み"の状態で、日本のじゃんけんはこの状態を利用する。膠着を以て安定を成す、そういうシステムが出来上がる。
光の活動も、拠点が3つになると案外安定していくかもしれない。勿論しっちゃかめっちゃかになって収拾がつかなくなるかもしれないが、今までの活動では無縁だった"安定"を手に入れるとすればそれはそれで新局面といえるのではないか。でもそれを望む人でもないような気がしますわね。えぇ。
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