無意識日記
宇多田光 word:i_
 



空間では、左(-)と右(+)は対称だ。左への1歩も右への1歩も同じ容易さである。が、時間に於て過去(-)と未来(+)は非対称。僕らは、過去に1歩踏み出す事は絶対に有り得ず強制的に"等速"で未来へ1秒々々進むのみ。然しPassionの世界では過去も未来も同じ景色の中にあり左と右同様何れの"方角"も同等である。違いは"今"から各時点への隔たり、"Distance"のみ。この曲の詞では、距離を隔てた各時点をココから眺める事を"思い出す"、その感覚を"懐かしい"と形容する。未来も、過去同様思い出し懐かしむ対象なのだ。ココらへんのことばのセンスは愕然と感嘆する他ないね。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




録音はその順とは限らない。日本語を歌い切った後に英語を歌った可能性もあるし詞を変えた可能性もある。が、大筋は変えていない気がする。You&Iより"僕ら"の方が発想として遙か遙かにぶっ飛んでおり、コチラが後から来るのが自然だからだ。点pp161~にある様に、ココでの"僕ら"は異なる時刻、異なる時間での"僕"の集積を意味する。JPop史上ココ迄抽象的な詞を僕らは知らない。時間をまるで空間の様に扱う感覚。情熱で多用されている"過去形"は通常の過去のみならず"今"から時間的に隔たった時点総てに対して使われている。即ち、"未来"すら過去形の対象なのだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




http://jetaany.org/magazine/
http://jetaany.org/magazine_files/utada.pdf

長い。
幾ら私が英語読むの遅いとはいえ
米盤TiTO一周分とは流石に長い。
天啓更新しながら日本盤TiTOを聴いてたので
一日で2度TiTOを聴いた。まぁ、それは珍しくないんだけどね。(笑)


で、内容がなかなか面白い。
珍しく自主的に翻訳をしようと思い立ってみた。

然し、私は寝て起きるたびに違う人。
明日以降もやる気があるかどうかはわからない。
考える前に手を動かしてみる。

取って出しでアップするので、
誤訳見つけたら遠慮なくツッコんどくれ。


今日は読むだけで時間とってしまったので、最初の1段落だけ(^^;
いつ訳し終わるんだこのペースだと、、、(汗)
(そうこうしてるうちに日本での活動が始まったりするわけだなこりゃ)


***** *****


Hikaru Utada: The Complete JQ Interview
By Justin Tedaldi, Editor (Kobe-shi CIR, 2001-02)
Originally Published May 2009
www.jetaany.org/magazine

ヒカル・ウタダ:ノーカット版JQ(Jetta季刊誌)インタビュー
文:ジャスティン・テダルディ(エディター/神戸市CIR、2001-02)
初出:2009年5月@http:www.jetaany.org/magazine


It was perfect timing. Back in January, Hikaru Utada, the New York-born recording phenomenon who before she was out of her teens notched three of Japan’s top ten bestselling albums (including number one), was back in town working on a new album for the U.S., and JQ spent a full hour with Hikki to talk of many things, including her new disc This is the One, which hit stores in May.

完璧なタイミングだった。1月頃、10代のうちに日本で歴代売上ベスト10の中の3枚(第1位の1枚を含む)にその名を刻んだニューヨーク生まれの記録的人物ヒカル・ウタダが、アメリカ向けのニュー・アルバムの仕事でこの街に帰ってきたのだ。Hikkiは、JQ(JETTAの季刊誌、Jetta Quarterly)の為に、5月に店頭に並ぶ新譜「This Is The One」のことを始めとした多くの事柄についてたっぷりと時間を割いて語ってくれたのだった。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )