橋本治「蝶のゆくえ」読了
第18回柴田錬三郎賞受賞作。
様々な年齢の普通の女性たちを主人公にした短編集。
相変わらずの橋本治です。いい感じです。いい感じなんですが、なんていうか、扱うテーマは興味深いし、それなりに面白いんですが、この文体がどうもね。なにが読みづらいといって「」(カッコ)が多いんですね、この人。
たとえばこんな具合。・・・・若いOLが同僚のOLとひとしきり会話をしたあと、「油断がならない」と思った。「敵に回さなくてよかった」と思った。・・・・
これ、なんで「かぎカッコ」つける必要があるんですかね。わかりません・・・
でも、いろいろな年齢の女性がいろいろな立場のなかで自分の考えに疑問をはさみつつ、健気に生きていく姿は可愛らしくもあり、滑稽でもありながら「美しいなぁ」と思った次第です。
第18回柴田錬三郎賞受賞作。
様々な年齢の普通の女性たちを主人公にした短編集。
相変わらずの橋本治です。いい感じです。いい感じなんですが、なんていうか、扱うテーマは興味深いし、それなりに面白いんですが、この文体がどうもね。なにが読みづらいといって「」(カッコ)が多いんですね、この人。
たとえばこんな具合。・・・・若いOLが同僚のOLとひとしきり会話をしたあと、「油断がならない」と思った。「敵に回さなくてよかった」と思った。・・・・
これ、なんで「かぎカッコ」つける必要があるんですかね。わかりません・・・
でも、いろいろな年齢の女性がいろいろな立場のなかで自分の考えに疑問をはさみつつ、健気に生きていく姿は可愛らしくもあり、滑稽でもありながら「美しいなぁ」と思った次第です。
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