イーユン・リー「千年の祈り」読了
以前「週刊ブックレビュー」で取り上げられていた短編集で、ちょっと前に買ってあったもの。
よかったです。すごくおもしろかった。なんていうか、「キレ」のある文章です。なかでも「市場の約束」という短編が出色でした。
自分の恋人の夢をかなえさせてあげるために同性の友人と偽装結婚させ、アメリカに行かせ、しかしその友人とほんとに結婚してしまった彼と決別し、二度と結婚しないことを自分に「約束」する彼女。そして市場で自分と同じものを持っている男に出会う。
『やっと会えた。何年さがしてもいなかった、約束とは何かを知っている人。気がおかしいと世間は思うかもしれないけれど、わたしたちはもう孤独じゃない。これからはずっとおたがいがいる。これが人生の約束だ。これが醍醐味だ。』
すごいです。ぞくぞくしました。これも、早くも年間ベスト3かなぁ(笑)
以前「週刊ブックレビュー」で取り上げられていた短編集で、ちょっと前に買ってあったもの。
よかったです。すごくおもしろかった。なんていうか、「キレ」のある文章です。なかでも「市場の約束」という短編が出色でした。
自分の恋人の夢をかなえさせてあげるために同性の友人と偽装結婚させ、アメリカに行かせ、しかしその友人とほんとに結婚してしまった彼と決別し、二度と結婚しないことを自分に「約束」する彼女。そして市場で自分と同じものを持っている男に出会う。
『やっと会えた。何年さがしてもいなかった、約束とは何かを知っている人。気がおかしいと世間は思うかもしれないけれど、わたしたちはもう孤独じゃない。これからはずっとおたがいがいる。これが人生の約束だ。これが醍醐味だ。』
すごいです。ぞくぞくしました。これも、早くも年間ベスト3かなぁ(笑)
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