ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

突然、鎖骨下静脈穿刺!

2007-04-20 23:05:48 | Weblog
 今日の外来では二人も入院。一人は食欲が落ちて、血清蛋白質も低下し、これは中心静脈穿刺すべきと考え、早速研修医に電話。
 当直あけの研修医は、やや、はりのない声で「昨日寝れなかったので、今休んでたんですけど、大丈夫です。」、「○時○○分に□病棟へ」と伝える。
 定刻、研修医は顔に疲れを見せながらもやって来た。
 勿論、私がそばに控えて開始。少しして、私が指示を出し忘れていたので、担当看護師に「見てて」と言って席を外すと、1~2分で看護師が「刺さずに待ってます。」と呼びに来る。
 私は、麻酔針で深く刺し、探っていると思ってたのに、そばに私(指導医)がいないと、マジメに先に進まず待ってたのです、『堪忍』。
 その後はちょっとの手間取りもあったが、鎖骨下静脈を探り当てて、太めのカテーテルを無事挿入で“OK”。
 当直あけで疲れていても,数少ない実施訓練チャンスを逃さずに来てよい結果を得てよかった。
 患者さん、スタッフにも感謝。

 今週末は二人の患者さんを外泊させ、週末から明けに二人退院。
 でも、次週はまた、化学療法のプレッシャーが始まる。
化学療法=ガンの薬剤治療。肺炎に対する抗生剤みたいに効くわけないし、副作用も強いし、耐えて結果を待つ忍耐の日々。
 宿題あり。週末出勤、一度位はありかな?

週末、ヤンキースvsレッドソックスを見てやろう。

※ 長崎市長選挙、一人減って二人増えたのはビックリ。
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余波様々

2007-04-19 23:49:37 | Weblog
 検査後、目立ち損傷もなかったらしく、夜中の電話もなし。
 朝、早速その病棟に行った途端、別の方の胸腔ドレーン(胸の中と外をつなぐ管)のつなぎ目が外れていて空気漏れを確認。
 あわてて、手袋探す暇もなく素手で差し込む。
 後で考えると、大勢に影響なく、今更あわてることは何もなかった。手袋をして、落ち着いてやれたはず。でも、この処置に時間が取られ昨日の方の所へは遅め。
 特に症状もなく夜を過ごせたようだ。
 外来はまあ並、11時半頃に研修医が来て一緒にやる。
 愁訴の多い方や心配性の方は来たけど、疾病的に危ういかもの方は二名程。
 研修医には若干の気配りを教えたけど分かった?
 一段落して、残すは院内の一人になったので、先に昼食。次いで病棟を回っていたら忘れてしまい、催促が来てマズッた。
 チョチョとやることが重なり、合間に御家族との面談を三件もしたら8時前。

※ パソコンをつけようとしたら、今度はディスプレイがつかない。
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睡眠5時間

2007-04-18 22:02:37 | Weblog
 久方ぶりに睡眠5時間。やはり、午前中はややボーッて感じ。
 肩の力を抜いて外来をし、夕方の“CT下経皮肺穿刺”に備えておく。
 本来なら、もっと早く寝るべきだったのに、もう一台のパソコンが動かなく、立ち上がらなくなり先週末に続いて、夕食後から再セットアップ。
 再セットアップの途中にも動作不良になり、やり直し。フォーマットをしていたら遅い!もうあきらめて寝ようと、元のスイッチを切って、確認のために再起動するとまともに立ち上がった。
 このために、セットアップを続行し一区切りまで。
 これで深夜を過ぎてしまった。
 一区切りまでやったのは、今日の検査を“やりとげる”ための願掛けの気もしたから。
深夜過ぎに寝るとやはり朝は早かった。
 検査の前には自分を緊張させて、目は覚めた。
 寝不足をだまして(まあ、外科医は寝不足で手術はよくありそう)、悟られずに久しぶり(この前はいつだったか忘れた位)の手技を、患者さんの痛みも少なく終えた。

 今日の朝刊に、米国ある方「学生も銃を持ってたら、こんな事件は起きなかった」。
と日本的にはもろ恐い意見。

※ 教室の学生全員が銃を持って授業を受けるなら、教授にはマシンガン。
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32対1

2007-04-17 22:49:17 | Weblog
 米国(バージニア)32人、日本(長崎)1人、これが国情の差。
 銃撃事件でそれぞれ撃たれた。
 米国はあの“フリーズ事件”で騒がれても、結構マイナー的主張で“ガン”は手放すわけないよね。
 長崎事件、かつてにも似たようなのがあったようなおぼろげな記憶。
 いずれにしても銃が存在するから使う、使える。

 アメリカ、かなり昔行ったけど、いかついガードマンがピストルを光らせてた。
 ちょっとした所には必ずいた。
 あやしい行動をすると、直ちにやってきそうで、こっちからは近づかないよ。
 でも、町で32人は多い。こんなに撃てるほどの弾が簡単に手に入るのがあの国。
 何のために“銃”を持つのか。『自分の身を守るため』→『身を守るためにはどうする?』→『相手を撃つ』。早撃ち出来ないから、相手が撃つより先に撃つ。
 そしたら、怪しいと思ったら撃っちゃう、きっと。
 これが“フリーズ”なんだろうけど、今回のバージニア大学は乱射で原因は違う。 でも結果は同じ。銃があるからこうなった。
 屋上から石を投げまくっても、ほとんどはケガ程度のはず。
 長崎事件はきっと市長の主張が気に入らなかったんだろう。

 若いのの胸腔穿刺はまあ、丁寧に無事終えた。結構緊張してたけど。
 明日は私がCT下経皮肺穿刺をする予定(外来混むなよ)。
 イメージ出来るかなと思ってたら、さっきの長崎事件を見てしまった。
 それでも前を見る。

※ 日本は町中で銃を売ってなくてよかった。
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“合掌”できる?

2007-04-16 22:57:42 | Weblog
 朝から雨が降りそうで、気温も上がらず。
 この数日に数人退院してちょっと楽。
 外来も30人余りで研修医と交代でやって14時頃に終了。
 今日の研修医は今春卒の新人、外来は二回目。まだ、固く言葉もぎこちない。
患者さんから話を聞いている間に、後ろを振り向いて私に「先生・・・?」と聞く。
 まずいよ、患者さんが心配しちゃうぞ。
 それとも、ういういしい頼りなさに好感を感じてくれる?
 まあ、色んな方が混じっているのでほどほどにしておくべきだろう。後ろから支えるけども。
 最後の方は“熱と発疹”、たいがいはウィルス性疾患で、特効薬はなく耐えて辛抱。
 患者さん側から、「リンパ腺が腫れていて、腫瘍はないでしょうか?」と聞かれる。「こんな急速に腫瘍が出てくるなら、“合掌”です。」と手を合わせて答える。
 この間合いで答えられるのは年期に差。

 あの方も食欲安定し、小休止。今週半ばからはプレッシャー続きそう。ミスできない。
 明日の鎖骨下静脈穿刺は食欲回復で中止、研修医残念。 
 胸腔穿刺は若いのとやる予定。

※ 朝、勤務先の出入り口で挨拶してる候補者がいたけど名前も言わず、たすきもなし。怪しい選挙運動なんじゃないの?
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再セットアップ

2007-04-15 22:31:47 | Weblog
 このところ、パソコンが不調で遅くなり、とうとうフリーズや突然再起動(記録してないと消える)も頻回。めんどくさいけど、意を決して再セットアップ。
 うちのは大体、半年に一回は不調になり再セットアップをしている。
 ソフト詰め込みすぎが、機械が外れだったかはわからないけど。
 やる度に、前のやり方を忘れてしまっているので、いつも何か忘れる。
 今回もやりかけて途中で思いだし、実際、スタートから3回もやった。
 途中でインターネット用のドライバーを入れ忘れて悩んでしまったり。
 “VISTA”、もう少し出回ってからがいいんじゃない。
 おかげで宿題は、ほんの申し訳しか出来なかった。
 
 何でもだけど、順番を間違えるとやり直し。仕事ではやり直しのきかないのもあるが、機械ほど細かくデジタルでないから丸くかわせるところが違うね。 

 その中、ちょっと暖かく散歩がやっと。
 地方選挙の告示日。行きと帰りで掲示板のポスター数が倍に増えてる。
 市会議員、多すぎてわからないというのが真実。

※ 半年に一回では頭に残ってない。
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井川選手は行ける?

2007-04-14 19:17:43 | Weblog
 今日は電話もなく、形式上は平穏。漸くしっかり春になったみたい。
 ぼーっとしてたら、ヤンキースとアスレティックスの野球をやってたので、折角だから、あの“井川”選手を見た。
 途中までは、荒れ玉で的を絞られずって感じだったけど、棒玉を打たれて崩れる。
 一見は、松坂選手に比べて、丁寧さがいい加減。でも、これが井川選手の売りじゃないの。

 先日、某管理職にちょっと相談をしかけたら、返事が逃げ口上で、突いていくと、「もう勤務時間は終わってる」と言う。
 『逃げるなよ!』と感じたけど、それもその方の考え方だろうねとして終了。
 拒否なら、はっきりと言ってくれたら良いのに。私を傷つけまいとした言葉と解釈しておこう。
 そういえば、かなり以前、なんかの談話会の時、主賓が「何でも聞いて下さい。」と言うので、率直に聞いたらとぼけた返事が返ってきた。
 『だったら、何でも聞いて下さいなんて言うなよ!』と言いたかったけど耐えた。
 何故なら、近くに監視者がいたから。

 いい加減が売りなら、それで突っ張ったら。
 ヤンキースのコーチから投げるフォームが終わりきる前に動作終了になることを指摘されたそうで、確かに振り切る、投げきる事で球に押さえとコントロール、体重がのせられる。
 そうでないと、よく言うように“球を置きに行く”投球になってしまい打たれる。

※ 言われるように、コントロールを意識しすぎて、球を置きに行くと更に負ける。
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インフォームド・コンセント

2007-04-13 22:42:37 | Weblog
 インフォームド・コンセプト=説明と同意「正しい情報を得た上での合意」を意味する概念。
 先日、新聞にこれに対する考えをある医師が書いていた。丁寧に図を書いて説明し、ここまでは分かりましたかなどと聞いて確認して、先に進むなど。
 読んでて、これではきりがなく医師も患者側も疲れてしまうよって感じ。
 確かに丁寧な説明も大事だけど、白紙の頭に理解してもらうなんては無理。
 「そんなこと聞いてなかった」なんて反論がイヤなら、誰も読み終えない保険契約書みたいなのを作るしかないし、そうでないならごく簡単な文で、この医師と一緒に見守っていく約束、合意程度にするところかな。
 中位だとどっちつかずで、どっちにも取られそう。
 私は前にも書いたけど、“合意”程度を原則。

 化学療法をした方達には休息の日々を計画し、新たな化学療法の予定を考える。
 あの方にも計画を考えねばならない。
 食堂で某方から、「疲れてる?」と読まれてしまった。
 確かに、化学療法する方を複数持つと、間違えてはいけない、投与量の匙加減はいかほどなど、順番確認も。
 化学療法にもインフォームド・コンセントが必要となって、文書に署名を求める様になってしまった。

 今週は疲れを、心労を感じてしまった。来週は胸腔穿刺、鎖骨下静脈穿刺、更にCT下経皮肺穿刺をする予定で、またプレッシャー。

※ 誰かのようにプレッシャーを快感に感じる心境にまでなれたら最高。
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松坂投手は見られない

2007-04-12 22:01:19 | Weblog
 日本時間未明の試合なら出勤前に見られたかもだけど、8時10分ではもう通勤から仕事に入るし、無理。
 結果は夕方に聞いた。マリナーズの投手が良かったのが結果。
 こんなもんかな、現実は。
 注目しすぎて、その緊張の間から別のヒーローが出てくる。
 でも、ヒーローになるためには、普段の見えない努力。やってるんだろうね、教訓!

 今日の新患外来は約30人、ひどい方はなく、インフルエンザもなく数はあっても中身は落ち着いてた。研修医も比較的楽だったみたい。
 こんな余裕のある折に、いろんな考え方を見方を試すと良い。

 あの方、すこし御飯が食べられて良かった。

 日本の横浜球団、一億円は標準規定だから守ら無くてもいい。それなら、その時によい子ぶらずに契約金を正直に言えば良かったはず。

※ N投手も、今更の取材は格好ワル。
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告知2

2007-04-11 22:28:09 | Weblog
 今日は御家族に話をするために、いつもより20分余り早く出勤。
 外来前の8時半から面談の約束、重いけど御家族なので本人以上に現実的な話までしなければならず、30分以上かかり外来スタートが遅れてしまった。
 いい可能性から、悪い方向まで全視野360度目一杯話して、どれだけ分かったかな。 
 それでも後で聞いてなかったなんて、いつも少々云われるけれど、これを補うのあの“阿吽(あうん)”しかなさそう。

国は蘇生・・・に対し、チーム云々というが気をつけないと、これは連帯責任で個々の責任が薄れる日本的解決法かも?

 気、重く外来を始める。時折、今後の予定を反芻して外来診療。
 何かしながらでも、ふと他の部分が頭の中に出てくることがある。
 頭の奥底から泡のように考えが出る。良い案もスカも出る。
 湧き出た良い案、それは患者さんの希望を思い浮かべることだろうね。
 これを忘れないように、検査・診断・治療を考える。実際は障害が多く難しい。

 外来患者さんは予約日でキャンセルは2,3人。ぶっ飛ばして、短い時間を作ってはちょっと病室へ行ったり。このぶっ飛ばしでミステークがでるとヒンシュクモノ。
 病棟の某患者さんは食事出来るのは?
 早速研修医の鎖骨下静脈穿刺候補とする。決定は明日。
 退院に対して不安を言う方に、もう明日退院決定と尻押しの一言。

 帰り道は、また、告知を思い出し重い。
 
※ 明日の松坂投手はもう仕事前で見られない。あやかれる?
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