ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

インフル迅速診断2勝2敗1分

2009-10-15 22:43:01 | Weblog
 今日のインフル患者、二人は問診票を見た途端きっとインフルを確信。それぞれ、熱が39.5度、39度の記載。
 あのサーモフォーカスで測ると、39度と40度、40度は今まで測った中で最高、サーモフォーカスの画面に“Hi”が表示された。
 「この器具で測りはじめて、あなたが最高記録です。」と伝える。
 一人はグタッとして、迅速診断結果が出るまで、横になって待ちたいとヨレヨレ。
 もう一人は、40度なのに明るく、重症感はない。
 タミフルを処方し、「この冬は新型インフルワクチン接種は要りません。もし大流行の時は、第一線で頑張って下さい。」と話しておく。
 これは熱に対する個体差の証拠、熱と症状でインフルか否かを決めることは出来ないことを学ばして貰った。
 もう一人は職場からカゼを貰ったという。迅速検査では陰性だったが、状況と対フル効果から「飲んだ方が良いと考えます。」と勧めて処方。
 よって、検査(-)処方(+)で“分”の判定。
 研修医は熱が出て休みますの電話。しごかれて疲れからカゼでも引いたか、夜遊びからのカゼかは不明だが、インフル検査(-)は確認、重症感はなさそう。
 最後の方の新患患者さんの一人、まさに研修医向けだったのに残念。
 年齢以上にきつい運動をして、この方もヨレヨレ、体力限界を越えた運動後遺症。
 ここまでどうたどり着けるかの診断過程を分かり易く学べる症例、めったにない。

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