先輩の意地

　今日も鎖骨下静脈穿刺をやったのです。３年目の後輩がやりたいというので、側について見ていて、最後は手を出しました。
　右からやって動脈を刺し血腫を作る。左からやって、また、動脈を刺す。
　時間がかかってきたので、交代してみようとかわりました。
　そして、右から刺して刺入し、終了。代わって、１０分位かな。　
　結構時間がかかったけど、まあ、上手くいかなくて学習して上手くなっていく。
　先輩の意地と実力を見せてしまったけど、そのうちきっと上手くなっていくよ。
　そう、もう少し丁寧にやれば、もっといい。次回、また、教えてあげよう。一緒にやろう。
　今日の方は、先日の“蜘蛛の糸”の方ではありません。
　やせて、鎖骨が浮き上がり、別の難しさのあった方です。
　動脈は刺した度に、１０から１５分しっかり圧迫して休憩。
　圧迫止血が出来ていれば、新聞沙汰のことなんて起こらないはずです。
　あれらは、まあいい加減な圧迫をしたのだろう。

※　今日の成人インフルエンザ患者は二人だった。
　　厚生労働省の言う割に増えてこない。