胸腔穿刺・久しぶり

　某患者さん、胸水が増えてきて、息切れもでそうで、内服薬では不十分。
　一度、胸腔穿刺をして、物理的に水を抜いて、時間を稼ぎ、そして次に進まないとマズイ。
　８月から来た、新卒研修医に見学させる。
　今まで、回ってきた科では、見学もなかったみたいで、自分が実践を見せることになったが、刺すのは久しぶり。
　前は、いつだったか、忘れてしまった。
　研修医を前に、十分に麻酔。「麻酔をして、陰圧かけて、針を進める。これを目標まで繰り返す。麻酔が効いてたら、患者さんは待ってくれる。痛いと待てない。コレダケ！」といつもの話をして、デモ、緊張少しあり。
　エコーで画像を示して、刺していく。そして、胸腔にたどり着き、胸水を抜く。
　まあ、順調で、研修医の前で、ドジなくて良かった。
　終わって、後に少々、「水を抜くときは、管の前に身体を持っていかない。水圧が大きいと、（出てくる）水を浴びて格好わるいで～。」

　夜、柔道を見てると、体重が重くなっても、やっぱり組み手争いのつかみ合いばかり。

　明日は、これも久しぶりに鎖骨下静脈穿刺。若いのが、研修医にデモを見せて貰おう。

※ 五輪女子サッカー、『あえて引き分け』は“チョーがっかり、道を間違えてる。”