予約の遅れ

　今日は予約外来なので、いつもなら遅れてもぶっ飛ばして追いつけるのだが、今日は話が立て込んで、ドンドン遅れ、午前で１時間、午後も１時間の遅れで終わり、溜まった宿題は半分もこなせなかった。
　それは、来年３月で今の勤務先を辞めるので、予約患者さん全員に、その話と今後の方針を話し、更に質問を受けたりで、１人あたりプラス３分は掛かってしまった。
　今までは安定して、状態の落ち着いている患者さんも、ずっと診療をしていても良かったのだが、暫く前から病院の方針が、安定期は近くへ、病院は急性期をと変わってきてしまい、辞める折に、溜まっている安定期の方々を別の診療機関、主に開業医さんへ紹介する手はずを進めていることがこの事由になる。
　十分に住み慣れた家を離れるのと、似たような思いもありそうで、心苦しい部分もあるが、漫然さを置いていくわけにもいかない。
　実は辞める２年位前から、「２年後には辞めますから、・・・」とちらちらとジャブを入れまくり、突然の動転をさせないように接してきたつもりだが、いざ、日程が近づいてくると、現実味が増して、やはり、人によっては様々に反応される。
　この儀式を過ぎないと、次には進めないので、遅れは“堪忍”しかない。
　合間にヒドメの方がいなかったのは幸いだった。

※ 行方不明の実弾１個に６００人、もし、見つからなかったら、コワ～イ。