ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

認知症の方の諾否

2012-06-13 21:58:47 | Weblog
 今夕のカンファレンス。某医師が病歴を述べている時、スライドを見ながら、「この方は既往歴・現病歴に認知症、・・・があります。この患者さんに対する・・・の処置は、患者さんの同意が得られなかったので行いませんでした。」と言った。
 そこで質問、「患者さん自身は認知症だから、判断は難しいですけれど、御家族の考えはどうだったのですか?」
 そしたら、某医師は「自分は担当でなかったので、また、担当医はこの場にいませんので分かりません。」と余りにも正直なお答え。
 スライドに“患者さんの同意が得られなかったので行いませんでした”とまで、書くのなら、その時に担当医とも確認しておくべきで、“アングリ”。
 担当医が、この処置、検査はやった方がいいと考え、判断したなら、その気で本人と御家族に話すはずで、この返事を聞いた感覚的判断では、その気は単にポーズ程度しかなかったように聞こえてしまった。
 患者さんが認知症だったら、御家族にしっかりと話さねばならないハズ。
 この時点で、このカンファレンスは、『もう、エエかな。』と思ってしまい、抜けとアキラメが早過ぎたかも。

 午前中の外来、最後の方。定刻に呼んでも返事なく、待合室をのぞいても、姿も見えず。5分待って、呼んでも来ないので、混む前にと食堂へ昼食。
 急いで食べて、戻ると患者さんは、来ていた。まあ、当然だろうけれど。
 患者さん曰く、「定刻には来てました。」・・・『よく言うよ、全く・・・』だけど、そんなことを言ったら、長引くだけだから、「どうも、お待たせ。ゴメ~ンね。」と言って診療開始。

午後の診療が終わって、問題患者さんの経過をまとめていた時、後、数行の時になって、突然、診療端末のディスプレイ画面にキラキラ輝くモノが見え、『ん?』、画面、いや、メダマだと気づき、『ドキッ!』
 何で、急に見にくくなったの?と、脳内を色々の思いが駆け巡る。
 最後の数行を大急ぎでまとめて、「疲れたから、今日はおしまい。」と宣言して医局へ戻る。眼科の先生はいない。
 座席のPCを開いて、“キラキラ輝くモノが見える”で検索すると、“光視症と閃輝暗点”が残った。読み込むと、“網膜剥離”もあるかもと脅される。
 暫く、目を閉じて休憩。不安を抱えて、おもむろに目を開くと軽快、キラキラは見えない。
 結論、この数日、過労、特に眼精疲労に気を付けて、繰り返さなければ、OK。繰り返すなら、『ドキッ!』と眼科相談。 

※ 大飯原発、福井県知事と“N”首相は出来試合の様だった。
コメント
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