ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

ピロリ菌抗体検査

2010-10-05 23:09:47 | Weblog
 気温は戻って、これが“秋”、半袖で暑くも寒くもなく“OK”、徒歩通勤でも汗僅か。
 薬を調整の方は、暫くの待ち。病棟は受け持ち患者さんも少なくなり、まあ見かけ上平穏。
 先月末から、ドック健診の折に、“ピロリ菌”抗体検査を始めた。毎回数人は検査希望。
 健康に関心のある方が、ドックを受ける訳だから、2005年ノーベル賞研究対象ヘリコバクター・ピロリの除菌(抗生剤で菌退治)で種々疾患の治療予防効果が期待される。とりわけ胃癌に対する効果もありそう。
 もちろん、ピロリ菌だけが胃癌の原因でないのは、タバコだけが肺癌の原因でないのと同様。
 危険因子を減らす、これだけでも少しは良さそうと考えてくれたら十分。
 日本人には多数保菌者がいるので、やや長い期間の除菌効果結果を期待したい。
 ヘリコバクター学会は保菌者全員除菌と上段の構え。
 10月になったら、値上げでタバコは止めるといった方もいたし、結果を聞こう。 

 突然、死亡診断書の死因記載について質問があった。
 「○○○の疑い」と“疑い”病名で書いて良いかと聞いてきた。
 「確定出来なければ、疑いのままで“OK”」と回答。
 統計上はまずいかもだけど、統計のために書いているのではないのだから、ブーといわれるのなら、統計に疑い欄を設ければいいハズ。
 虚偽を書くよりも、ありのままなら突っ込まれても回答は十分出来る。

 明日は先週に続き研修医と鎖骨下静脈穿刺予定。

※ 日中首脳会談は廊下の片隅、立場ピッタリの図。 
コメント
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