ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

“超ホンモノ”トリアージ

2008-10-09 22:48:17 | Weblog
 外来に行くと、もう具合の悪い方が待ってる。この方は“超ホンモノ”。
 でも、来院は一時間近くも前で、もしも、更に増悪してたらヤバかった、際どい。
 最初の“トリアージ(重症度と緊急性によって分けて、治療の優先度を決める。)”に認識不十分があった。
 こんな日はまだある。その後、軽めの方を過ごしていたら、スタッフが「この方、具合悪そうなので先にお願いします。」「いいよ~。」とカルテの準備をしてると、スタッフ「その方、・・・で観察室へ連れて行きました。」「ンッ!(やばそう)」と一直線。
 このため、前に待たせている方々には30分以上待たせる結果になった。

 診察室を空ける時は、わざわざ診察室の入り口から出て(待ってる方に出て行くことを見せる)、ドアに救急の掲示を張って行く。
 そうしてはっきり見せないと、ただ待ってる患者さんからクレーム。
 診察室前の患者さん、大半はじっと耐えて待つ。どうしても中には『いつまで待たせるの!』と言う方も出てくるが人的限界。
 ところでこの方、超高齢で・・、この時に研修医登場。
 待たせまくった患者さんには、ホンモノは残ってなかった。


※ 不況のにおい、自民党でも民主党でも流れからトリアージ出来る?
コメント
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