ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

いい日も悪い日も

2007-09-04 21:58:54 | Weblog
 病棟受け持ち患者は少なく、回診はすぐに終了。でも、解決には遠い。
 空いた時間に休みの間の宿題や、来週以降の準備。
 夕方、保険会社の方と面談。
 入院保険書類の記載事項の確認と、患者さんのその頃の状況確認。
 保険会社、契約はやさしく、ひっかかりがありそうだと支払いはしぶそう。
 告知義務違反は論外、「販売員からこれ位ならと進められた」と、実際の支払い時に泣きつこうとする患者さんもたまにはいる。
 でも、ここで情けを見せると、今度は私が私文書偽造に問われかねないので「この行為は私が私文書偽造で責めを負いますから無理」と絶対拒絶。
 一回書くと、後どうなっていくか分からないよ。どこかで伝え聞いて方々が来て、泥沼にはまるかも。
 今日来て、「二日前から具合が悪いんですけど、・・・」と言う方もいる。
 でも、証明できるのは患者さんを見た日から後だけ、精々将来への見込みまで。
 診療で会う以前のことは証明不能。ここにも落とし穴。御家族が、「私が一緒だった」と言ってもマズイ。
 患者さん側には気の毒でもはっきり線を引くしかない。
 この事は折々研修医にも言ってるし、前に書いた様な気もするけど、研修医は覚えてるだろうね。
 その後、研修医に入院患者さんへのムンテラ(病状説明)をやらせる。
 ちょっと長めだったが、良くまとめられていて、やさしい言葉で話せてた。
 口出しは最後の瞬間まで我慢し、「みんないい日も悪い日もある」と少しは悪い時のことも臭わせて終了。
「ムンテラ、うまくなったよ。」と誉めておく。

※ E農水相、いい日の後、すぐに悪い日が来た。
コメント
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